新年明けて、毎年恒例の番組の中に、
箱根駅伝があるんだけど。
私、結婚する前、
実家ではマラソン番組を
見ることはなかったのね。
結婚して、
お正月にそれぞれの実家に帰ると、
ダーリン家では
いつもニューイヤー駅伝とか
箱根駅伝を見ていて。
当時の私は、
どちらがニューイヤーか
どちらが箱根かも知らないくらい
興味がなかったので、
人が黙々と走っているのを見て
何が面白いんだ？？？
バラエティー番組に変えてほしい～って
密かに思っていました。
結婚したばかりの嫁が
旦那さまの実家で
「チャンネル変えていいですか？」って
言えるほど、
そこまで神経図太くない（笑）
おかーさん、
言いたいこと
黙ってられないタイプだもんね。
ハナチ、そんなことないよっ！
おかーさん、ちゃんと空気読んでる！
（・・・つもり）
そんな私だったのに、
いつからだろう。
箱根駅伝を見て
涙ぐむようになったのは。
(T▽T)
選手はもちろんだけど、
選手の家族はどんな気持ちで
この日を迎えたのかと思うと、
想像するだけで、
倒れそうになる。
実際、
長男が高２のとき、
高校野球県予選の大事な場面で
負傷した先輩に代わって
守備（ショート）に着いたとき、
極度の緊張と
熱中症もどきも合わさって
立っていられなくなって
倒れそうになって、
球場から外へ運び出された
お騒がせな私。
↑
しかもめっちゃ大事な場面で、
みんなは試合に集中したいところ。
大迷惑な保護者（苦笑）
給水を渡す係の子も
すんごい大役だよ。
私だったら、
給水渡す係の子の親でも
息子がちゃんと落とすことなく
渡せるだろうかって、
心臓ばくばくだと思う。
おにいちゃんズは、
おかーさんのアキレス腱ね。
私が年を重ねて
世の中のスポーツマンは
いろんな葛藤を乗り越えてこそ、
こういった場所に立つ、ということが
分かるようになってきたからなんだろうな。
キツイ練習も耐えて、
仲間と励まし合いながら。
でも、
やっぱり仲間はライバルでもあって
嫉妬や劣等感にさいなまれるときも。
頑張っているのに、
結果を出せない自分に
苛立ちや自己嫌悪を感じたり。
眠れない夜も
涙を流したこともあっただろう。
・・・なんて、
勝手に想像して、
胸が熱くなる。
そして、
社会人のニューイヤー駅伝ではなく、
箱根駅伝に感動を覚えるのは、
もしこれが
「自分の息子だったら」
という思いが
上乗せされるからなんだろうと思う。
選手として選ばれた子、
選手として選ばれることなく
大学を去る子もいて、
大舞台で実力を発揮した子、
本来の実力を出せなかった子もいて、
ああ、もう、みんなー、
これからの人生も
がんばってねーーーっ！
と応援したくなる。
（お前が頑張れ (-"-) by ダーリン）
創価の９区から10区の中継所。
2人が笑顔でタスキをつないだのが
印象的でした。
2人の良好な関係が見えたシーン。
いいなあ、青春。
創価は10区が
まさかの逆転。
筋書きのないドラマとは
まさにこのことよね。
出走する直前の
10区の選手のプレッシャーが
ハンパなかったんだろうなと
想像すると胸が痛くなる。
解説者が言っていたけど、
３位を目標にしていたから
うれしい２位だけど、
優勝目前だっただけに
くやしい２位になったかもって。
同じ「準優勝」でも
立場や境遇の違いで
変わってしまうよね。
どうか、
彼らにとって
この箱根駅伝が
胸の痛くなる記憶ではなくて、
誇らしくなる記憶になってほしいと
願わずにはいられません。
アクエリアスを買い続けた母には
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