・ドンは、自分が
必死になって
もがき苦しみ
手に入れていた
一位という座を、
いとも簡単に
全て
奪われる
私の存在が
憎くて仕方なかった。
・優雅で余裕に
一位をこなす私の姿に
心底
実力の差を
突き付けられたと感じるドンは、
私に、恐れを抱く。
・余裕で、
(私が、)
あれだけの力ならば、
まだまだ
(私には、)
余力が有り余っている証拠だと。
私が、本気を出してしまったときには、
とてもじゃないが、
恐ろしくて
私の本気を出してしまった姿に、
私の実力を見せられてしまったときに、
自分がどういう位置付けになるかを
想像したら、
到底、耐えられなかったドン。
・自分が負けていることを
自分が一番知ってはいるが、
自分以外の
自分を取り巻く
みんなに
実力の差、
すなわち
私の実力と、
ドンの能力の無さを
露呈してしまうことが、
何よりも
怖かったドン。
・何もかもが、
みんなに露呈してしまったときに、
自分(ドン)の回りには、
誰一人として、
人が集まらないことを、
感じていた。
だから、ドンが思いついたのが、
『私を悪者に仕立てあげること』
であった。
続く