その後、冷蔵庫に桜餅が1つ残っているのを見つけた長男のカツオは、こっそり食べてしまう。
当然見つかる→フネさん(お母さん)を除く家族中に怒られる。(フネさんはその場にいない設定)
「たかだか桜餅一つをつまみ食いしただけじゃないか」と言い訳(開き直り?)をするカツオに、家族が説明をする。
「あれはただの桜餅じゃない。今日午後、お母さんの学生時代のお友達が遊びに来る。桜餅は、その学生時代の思い出の味なんだ。だからお母さんは特別にあの桜餅を用意していたんだ。」と。
いつもならここで、シュンとなって落ち込む(だけ)のカツオが、キッと顔を上げたまま、「僕、買ってくるよ!」と、(どうしよう?じゃなくて)立ち上がらんばかりの勢いで言う。
それに答えて家族は言う。
「でも隣町までは遠い、間に合わないんじゃないか?!」
カツオ、ウッとつまりつつも、「でも、僕、行ってくる!」と。
(私:ここまで、いつもと違う展開に、お?お?となっている。ここからさらに‥)
カツオ、部屋でほとんどお金の入ってない貯金箱を逆さに振っている。桜餅を買える分はなく、ため息をつくカツオに、妹のワカメちゃんが、自分のお小遣いを渡してくれる。しかし隣町まで行くバス代もいるのに足りない。そこへ波平さん(父)がお財布からお金を出しながら「これを使いなさい。早くしないと間に合わないぞ」と。
それからカツオが桜餅を手に入れるまでにいろいろあるのだけど、
その桜餅をフネさんのお友達が来るまでに間に合わせる為に、
波平さんが。
妹のワカメちゃんとタラちゃんが。
そしてサザエさんに。
(サザエさんの夫の)マスオさんが。
桜餅や時間を、繋いで繋いで。
やっと。
やっと!!
カツオはフネさん(母)に、桜餅を渡すことができるーーーー
っていう。
私はどこから自分が泣いてたのか、よく分からないのですが、
私のポイントとして、
つまみ食いをしたカツオを、家族は怒りはしたけど、
自業自得だと一刀両断するのではなくて、
足りないお金をあげ、
急ぐように優しく促し、
カツオの帰りがフネさんのお友達の到着時間に少しでも近くなるように協力し、
お店への橋渡し、
帰り道のリレー、
そして何よりずっと気にかけて、応援し続けてくれていたこと。。
うん、失敗したって、間違えたって、
それでもそれはそれ、と、応援し、助けてもらえることに、羨ましさと、何だろう‥何となく泣きたくなるものを感じたような気がします。
そして多分、普段から好き勝手しているカツオくんが、
でも多分それだからこそ、今回の桜餅のことが、どれだけお母さん(フネさん)にとってショックだったかと思い、
怒られるか怒られないかではなく、大好きなお母さんを思って、ただその一心で動いたんだろうというところも、
母に対して、まだ心が固まる私にとって、羨ましく、心に響いてきたのだと思うのです。
ということで、
私はきっと、家族に、
『どんな時でも、そしてどんな私でも、応援して欲しかった、味方でいて欲しかった』
そんな思いがあるんだなぁ、と思ったのでした😊
みなさんも、ドラマや映画や小説の中で、いつもこんな場面がグッとくるんだよね、なんてこと、ありますか?
ではでは、
お読みいただいて、ありがとうございます😊
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(ただ今、修行中)
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