マナー研修をしていて
たまに受講生からこういう声が出ます。
「大切なのは気持ち。
気持ちがこもっていれば
形なんて関係ないのではないですか?」
何と未熟で、自分勝手な言い訳でしょう。。。
この考え方が、マナー違反ですね。
とは言え、私もずっと若い頃は
そんな風に考えたこともありましたので
人の事は言えませんけどね
マナー=相手を大切にする心を表現する方法です。
『心』という目に見えないものは
形(姿・行動・言葉など)にして表さなければ
相手は確認することが出来ません。
自分は何の努力もせずに
私の心の中を察しろ・・・というのは
何て自分勝手なのだろう・・と思うのです。
笑顔もなく、声も小さいのに
「お客様を歓迎していました!心の中では・・・」
と言われ、納得出来ますか?
片手で投げるように書類を渡され
「受け取りやすいように渡したつもり・・・」
と言われ、「この人最高に親切だぜ!」と思いますか?
ビジネスマナーも含めたマナーは、
「こう行動することが
相手を尊重することを
一番表現出来るでしょう・・・」
と考えられ受け継がれてきた内容ですから、
一つ一つの行動に
何故・・・という理由があるのです。
それを踏まえた上で
時に、相手を尊重する為に
形を変える必要がある場合がある・・・ということです。
目に見えない「心」を表現する。
基本を学んでからの応用です。
形が尊重される世界の中でも通用するには
知っておいて損がないことではないのかな・・・と思いますよ
面倒くさい・堅苦しいは
楽をしたい言い訳ですものね。