しばらくおさらばって言ったのにまた更新笑い泣き笑い泣き






何度も何度も繰り返す
何度も何度も繰り返し再現される
何度も何度も繰り返し躍らされるんだ

まるであの日にタイムスリップするかのように
でもね、不思議なことに、
あの日の痛みや感覚や音なんかは体感するのに、あの日の自分に戻るというよりも、あの日の出来事を後ろや横からみているの
でも自分のあの日の感覚は感じる

そりゃあ何度も何度もあの頃を繰り返し経験してたらきついよね
って思うけど

そうなってるときはなかなか自分の意思で抜け出すことはできない

ぐるぐるぐるぐる繰り返す

お母さんがヒステリックに泣き喚いてるよ
あの男が意味わからないことを繰り返し言っている
お父さんだと思っていた人の顔が蘇る
いまはどこかで幸せに暮らしてるだろうか
もう私のことは忘れて元気に暮らせてるだろうか
妹の泣き叫ぶ声が響く
頭が真っ白になるのって
どうすればいいのかわからないって
泣いている
泣き叫んでる
あぁ私はどうしたっけ
うるさいと怒っただろうか
私もどうすればいいかわからないよと無視しただろうか
あのとき救えなかったあの子と次こそは幸せになるんだと
あの子を救えなかった世界をやり直すんだと
止まっていた時間を動かすの
泣き叫ぶあの子を抱き締める
ねえ姉がいるよって
大丈夫よって
何度もやり直してみる


そこらへんから飛んで

寒い寒い日の突き刺す冷たさと
腕の痛みが蘇って

生徒指導の先生が何か言っている
不安だった
寂しかった
でもあの人がいる空間は太陽がぽかぽかの陽だまりみたいに暖かかったな

それでまた地獄が始まる

長男が怒鳴りながら何か言っている
喉がヒュッとなる
胸が苦しい
長男の彼女が一生懸命に長男を庇う
あの地獄の部屋から出れなくなる
長男と長男の彼女を殺そうとしたあの感覚が蘇る

あぁもう疲れてしまったよ
眠りたい

少しずつ壊れていく音はしたんだ
たしかに聴いていたんだ

あれれいつからだろう
義父さんのおうちでぼんやり天井をみている

義父さんがゲームやりながらおはようと言ってくれて
ねこがにゃーと言っていて
しあわせだったな
涙が溢れるほどしあわせで
生きたいと思ってしまったんだよな

義父さんの彼女が早口で甲高い声で何か言っている
吐き気がする
あぁ私が邪魔なんだろうなってわかるあの目
睨みつける目と
一生懸命に義父さんに言い訳をする声

何度もリピートされる

あれれいつからだろう
私が私じゃなくなったのは

あれれ現実に帰ってきて安心するんだ

義父さんが温かい
ぎゅっと抱きしめてくれる
よしよしと頭を撫でてくれる手がだいすきだ
ねこたちがいる
ものすごく安心するんだ
ああいまの現実はこれだ
大丈夫だ、生きていける
大丈夫だ、私は存在してるんだ

こわくなる
私が存在してることが

私の名前を呼ばれるたびに
私の存在を認めてもらえるたびに
あれれ私の存在が、私の感覚が、はっきりと浮かんできて
現実と私が一致しないんだ
繰り返しあの日に行かされては痛い痛いと蹲っていたけど
がんばって私からわたしを迎えに行きたいと思うの


もうひとりの私と生きていくよ
一緒だから寂しくないよ
何度もやり直そう
やり直して過去を変えよう
これからは愛の世界だよ



たぶんね
傷を癒そうとしてるんだよね
がんばって変えようとしてるんだよね
生きていくためにはそうするしかなかったんだよね
でもね大丈夫なんだよもういいんだよ
現実はもっと優しいものだよ
たくさんの愛に溢れてるよ