先日、東京で開催された日本形成外科学会総会
オンライン配信が開始されました。
今はデジタルポスターもオンラインで見られるのでとても便利
今回も、アクアフィリング豊胸の合併症の報告が2件出ていました。
念のため、書いておきますが、
今回の学会のデジタルポスターに出ていた合併症が2件なだけで、
もっともっと、もーっとたくさんの患者さんが合併症に苦しんでいます。
絶対に受けてはいけない施術です。
アクアフィリングが流行したときには
私が参加したセミナーや勉強会でも
「安全で、自然に吸収されて、自分の家族にもすすめたい施術だ」
と、もてはやされていました。
大手クリニックでも採用され、おそらくかなり多くの患者さんが施術をうけたと思われます。
数年経過して合併症報告が次々報告されるようになりました。
今回の2例は、施術後何年も経過してから
アクアフィリングが腹部や鼠径部、会陰部まで下がってきて感染を起こして、、、
という重症の合併症。
命の危険もあります。
随分前から学会がその危険性を呼び掛けてきたし
アクアフィリングを採用していた大手クリニックも
いつのまにか、しれっとメニューから消していたので、
もう新たな被害者が生まれることはないだろうと思っていたのですが、、、
デジタルポスターに
『ロスデラインという名称でまだ流通している』
と注意喚起がのっていました。
え?まじで?
と思って、検索してみたら。。。
まだ施術してるクリニック、あるじゃん
ロスデラインを施術しているクリニックはごく少数で
それ以上に多くのクリニックがアクアフィリングの危険性を呼び掛けていますので
今更騙される患者さんはいないと信じたい。
でも、心配。
名前が変わっても、中身は同じです。
ロスデラインも、ダメ、ゼッタイ!!