青ぐま、茶ぐま、黒くま、、、

「クマにもいろいろあるけれど、この世~で一匹!」

あ、間違えました。

 

これがわかる人は昭和世代。

 

まあ、それはいいとして、

目の下のクマにもいろいろあります。

 

このブログでも何回もクマの話題を取り上げているので、

正直今更書くことあるかいな、という気持ちもあるのですが、

当院でクマ治療をご希望になる患者様から日々いただく質問にお答えしながら

「改めて説明してみようかな」と思うことを書いてみようと思います。

 

ぶあつい教科書ではありませんので、解剖などについては省略とさせていただきます。

 

クマでお悩みの方がいらしたとき

静止時のお顔(正面、あおり、うつむき、横顔)は当然として

笑ったときのお顔にたくさんの情報が詰まっています。

そして、様々な情報を与えてくれる触診も大切。

 

中顔面の土台(頬の方)のボリュームはどうか

目の下の組織のゆるみはどうか

全体の組織の位置移動の影響はどうか

 

それらを総合的に判断して、治療方針をご提案します。

 

①ベビーコラーゲン単独

②ヒアルロン酸+ベビーコラーゲン

③機器の併用

④手術が必要

など、人によって違います。

 

当院では目の下の手術は行っておりませんので

①と②の違いについてご説明します

 

カンタンに言うと、周辺組織のボリュームの過不足があれば、ヒアルロン酸の併用が必要です。

ボリュームが適切で、色調のみが問題なときにベビーコラーゲン単独のご提案をします。

 

ただ、「予算」という分厚い壁と、

ご本人が自力で下調べしてきて受けたいと思っている施術が何か、

ということも考慮して、具体的なご提案をしていきます。

 

つまり、本当はヒアルロン酸とベビーだけど、

ヒアルだけでやってみようか、とか、ベビーだけでやってみようか、というケースが多々あります。

 

一度決めた方針をその後も貫かなければならないというルールはないので、

持続や仕上がりを実際に体験していただいた結果を共有しながら

2回目の施術の内容を相談していきます。

 

そう、当院では

「1回で終わり。はい、さようなら」

とは思っていなくて

「まずはこのやり方で、今後は様子をみつつ、、、」

と長くお付き合いをしていくイメージでご提案をしているのです。

 

「フィラーは永久に持続するものではないので、

ご本人の加齢変化にも寄り添いながら、

今後も長いお付き合いをしながらちょこちょこメンテナンスをしていきましょう」

ということ音譜

 

 

自分でも最近気がついたことなのですが、

この、「長く付き合うつもりで計画をたてる」というのが、

大手の美容クリニックさんと違うところなのかなと思っています。

 

学会などでいろいろな先生とお話をさせていただくと

「初回でどれだけの契約をとるかが大切。競合施設が多いので2回目来る保証はない」

という前提で話をしているクリニックも多いようです。

 

基本的な解剖は同じでも、人の顔は多種多様。

同じように注入して同じ結果がでるわけではないし、

自分が施術した結果を確認しつつ、その方の最適解を求めていく、

という姿勢が大切だと考えているので、長いお付き合いがお互いのために必要。

 

しみじみと、私は大手美容クリニックには向いていないし、

個人で開業してよかったなあ~と思う今日この頃ですラブラブ

 

 

写真とかで解説しようかなと思って書き始めたけど、

写真もないまま長くなってしまったし、

ベビーコラーゲンの症例や説明は過去記事がいろいろありますので、

今日はこの辺で終わりにしたいと思います。

 

最後にひとこと。

 

美容医療は算数の公式のようにあてはめるものではありません。

 

「目の下のたるみ、くま」=「〇〇」

というように、本人の所見と無関係に画一的な対応をするクリニックには要注意ですドクロ