「あたしおかあさんだから」という歌が炎上しているらしい。

 

母親の自己犠牲を正当化している

とか

子供に自分のせいでお母さんが苦しんでいると思わせてしまう

とか、

いろいろなご意見がでているらしい。

 

歌詞の一部は以下

 

「一人暮らししてたの おかあさんになるまえ
ヒールはいて ネイルして
立派に働けるって 強がってた

今は爪きるわ 子供と遊ぶため
走れる服着るの パートいくから
あたし おかあさんだから

あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの
あたし おかあさんだから
大好きなおかずあげるの
あたし おかあさんだから
新幹線の名前覚えるの
あたし おかあさんだから
あたしよりあなたの事ばかり



もしもおかあさんになる前に戻れたなら 夜中に遊ぶわ
ライブにいくの 自分のために服買うの
それぜんぶやめて いま、あたしおかあさん
それぜんぶより おかあさんになれてよかった」

 

 

私は母親になったことで

医師としてのキャリアを失ったし、

自由な時間を失いました。

 

でも、

形成外科医として第一線に立つことをあきらめたおかげで

美容医療と真剣に取り組むことになり、結果、いま毎日楽しく診療をしているし、

自由な時間がなくなったおかげで、健康的な生活をしています爆  笑

 

おしゃれしてヒール履いて出かけることも少なくなったけど、

やる気さえあれば、毎日クリニックにおしゃれしてきてもいいわけで、

「おしゃれ」以外に、興味が移って、

「おしゃれ」以外に時間やお金を費やしたくなったから、

というか、ざっくりいうとめんどくさいから、今の服装をしていると思う。

 

長期休みに海外でスキューバダイビングを楽しむことはしなくなったけど、

子供連れてでも、やろうと思えばできる。

ただ、それよりも、子供たちと沖縄の海で磯遊びをすることが楽しくなっただけ。

 

「自己犠牲」と言ってしまうと、とても悲しいことに聞こえてしまうけれど、

自分で選んで決めたことで、他人から強制されたわけではないからね。

 

育児に限らず、何かを得るために別の代償が必要なことは、よくあることです。

 

育児には時間と手間がかかるから、

ひとりでいたときと同じように 自分だけで時間やお金を使うことはできないけど、

それ以上のものを子供たちからもらっているから、

「おかあさんになってよかった」と、心から思っています。

 

この歌は、普通に聞けば

「お母さんって、いろいろ我慢して頑張っているんだね。えらいね。

 そんなに大変でも『おかあさんになれてよかった』といえるお母さんは素敵だね」

という、感想を持つ方が多いのではないでしょうか。

 

それにたいして、

「我慢しないで好きなことをしている私は母親失格なのか!」

「自己犠牲を美化するな」

と怒りをぶつける方は、

きっと、つらく、悲しい思いをして育児をしていらっしゃるのだろうなと思います。

 

育児論を語るほど偉くないので、単なる私個人のポリシーですが

「育児を楽しむコツは手を抜くこと」

だと思ってます。

 

この曲にたいして「子供に自分のせいでお母さんが苦しんでいると思わせてしまう」と心配したお母さんは

本当に優しいお母さんですよね。

私は我が子に

「ママってすっごく頑張ってて偉いよね~。いろいろ君たちのために我慢しているんだよ~。

 だから、君たちも頑張ってね~。 自分にできることは自分でやろうね~。」

と恩着せがましく言ってしまったりしますてへぺろ

 

いいお母さんになりたい、とはもちろん思っていますが、

頑張りすぎないことが大切だと思います。

 

「あたしお母さんだから」の歌詞に対して悲しみや怒りを覚えたお母さんはたぶんとても頑張り屋さん。

肩の力を抜いて、「へーこんな歌もあるんだ」くらいになれたらいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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