2017年3月5日。
熊本県動物愛護センター。
殺処分再開のため対象に入れられた震災被災犬枠の仔。
年だし、懐かないし、女子だし、
貰い手つかない候補として挙がったのは当然のようで、
実は熊本震災後のボラさんが、とても行く末を心配していた仔。
声がかかってしまったのが運命。
会ってしまったら最後、さよならは言えなくて。
我が家に。
まずは玄関。
そこに入るまでにかなり時間を要したっけ。
熊本(県木が楠)から「来」て、未「来」へ向かう仔
という意味で「来楠(らくす)」と名付けたら、
偶然、きららくす、としりとりになった~。
お庭も拝見。
決してリードを外さないとの約束だったので、
何かしらにつなぐ生活に入って、
お庭のおうちもGET。
でも。
来て1か月後にはおとなしく従ってくれたことに気を良くし、
玄関にいるときだけノーリードにしたら、
相方の隙をついてダッシュ!!!
6日後。
福岡市東部動物管理センターの人が
別の野犬を捕獲に来てGET。
来楠、帰還。
何とか時間をかけて、手からおやつを食べてくれるように👍
お庭での過ごし方も落ち着いてきたね♪
と今度は私が油断…。
散歩でダブルリードがすっぽ抜け
再びの脱走。
でも来楠は遠くへ行かなかったのが不思議。
うちは全戸戸建てのでっかいニュータウンで
公園や小山があるので、割と過ごしやすく逃げやすかったみたい。
でも、あるお宅の方が来楠に気づいて協力してくださり、
餌付けして、庭の改造までしてくださって、
捕獲作戦5回目にして大成功。
二度目の帰還となり候…💦
来る前から、来楠にはうたた寝の癖があって、
捕獲後の病院でもこっくりこっくり。
ある保護団体の主催者さんからのアドバイスで、
リビング生活に切り替え、
ハーネスをユリウスK9にし、
リビングをノーリードに。
完全に、野犬の終生お預かりから変更して我が家犬へ。
するといつしかこんなツーショットが生まれ、
こんなほのぼの時間が増え、
日中、外の空気が好きな来楠の為だと思い込み、
玄関のエントランスに色々な工夫を盛り込み、、、
それなのにやっぱり私は来楠のことが全然わかってなくて、
2018年7月18日の朝、
突然、相方との散歩中に倒れて戻り、
一度は元気になった様子でご飯を食べ、
開院を待って見てもらった病院の診察台で撮ったこの写真が、
生きて起きて見つめてくれる最後の1枚になりました。
原因はフィラリアの肺動脈寄生による肺水腫のようでした。
来楠は、冷たく重くなって、我が家に帰り、眠りにつきました。
彼女との生活は
1年4ヶ月と2週間。
脱走、6日と32日。。。
今でも悔しさと自責の念が消えません。
その来楠へ、まりちゃんからお花が届きました。
ピンクをイメージしたかわいらしい花束💖
とても来楠を想ってくださるまりちゃんから。
来楠へのメッセージも。
ずっとずっと寄り添ってくれるまりちゃん。
ありがとう。
今年で5年。
来楠。
うちなんかでゴメンね。
でも、今でもずっとずうっと愛してるよ。
















