北海道・美瑛の大地にご鎮座している美瑛(びえい)神社です。
雄大な北海道・十勝岳の西麓にあり、また美瑛の芸術的な園芸地や農地に囲まれています。
*花の大地(9月撮影)
最後をお楽しみに~
猪目(いのめ) ハート
拝殿を見上げると、
そこには猪目!ハート型!
これは、懸魚(げぎょ)という屋根の部分板に装飾されたもので、
このハート型は「猪目(いのめ)」文様といいます。
猪目文様は歴史が古く、6~7世紀の古墳からも刀の鍔(つば)に猪目文様があるものが発掘されています。
古代刀の鍔(つば)は、鉄製または鉄地金銅装で「倒卵形(とうらんがた)」と呼ばれています。
猪目文様は縁結び・恋愛成就にご利益があるということもあり、美瑛神社の境内にはハートのマークがたくさんあります。
隠しハートもあるらしいです。
美瑛の町と共に
美瑛神社は、美瑛の町の歴史と共にあります。
美瑛の町は、明治29年に和歌山県東牟婁郡那智勝浦町から熊野団体27世帯が市街地に入植したことから始まります。
明治30年、父母を迎えるため郷里の和歌山に戻った木下四郎が
旧官幣大社熊野坐神社より「家都御子命」の御分霊を受け、
敷地にある楢の大木に「小祠」を建立しました。
これを仮の社殿としてお祀りしたのが美瑛神社の創始です。
ご祭神
☆天照大神(あまてらすおおかみ)
☆伊邪奈岐神(いざなぎのかみ)
☆伊邪奈美神(いざなみのかみ)
☆家都御子神(けつみこのかみ)
☆大国主神(おおくにぬしのかみ)
☆伊邪奈岐神(いざなぎのかみ)
☆伊邪奈美神(いざなみのかみ)
☆家都御子神(けつみこのかみ)
☆大国主神(おおくにぬしのかみ)
那智・美瑛火祭り
毎年7月には和歌山県那智大社からご分霊をいただいて、「那智・美瑛の火祭り」を行っています。
昭和63年(1988年)12月に十勝岳の噴火が発生し、美瑛町の一部で避難を余儀なくされました。
翌春に避難命令は解除され、住民は戻ってきたものの町は沈滞。
そこで活気を取り戻そうと、始まったのが那智・美瑛の火祭りです。
祭りは美瑛を開拓した人たちの故郷、和歌山県那智勝浦町にある熊野那智大社で1000年以上続く「那智の火祭り」を譲り受けて、
平成元年に第1回が開催され毎年の恒例行事となったそうです。
美瑛の大地
*ご朱印帳は美瑛の大地をあらわしてます。
美しい!!