またまた久々の更新になってしまいました。
このたびキプフェルは、杉並区の「杉並区健康づくり応援店」に指定されました。
お野菜を中心に、栄養バランスを考えたメニューを選べることがこの度の指定のきっかけです。
直接の指定としては、平日限定のランチメニューからの「お野菜たっぷりメニュー」としてご用意するものです。
キプフェルでは平日ランチはもとより、夜や土日祝日にお楽しみいただいている産直お野菜のメニュー、こちらもぜひお試しいただきたいです。
産直のオーガニック野菜を積極的に使用してのお野菜メニュー、今の時期ですと秋ナスやかぼちゃ、甘とうがらしなどの果菜類が終わりつつあり、葉物や根菜にシフトし始めています。
たとえば今の時期(10月半ば)にはこんなお野菜たちが。
広島のお野菜は、長なすや、万願寺や伏見甘長の甘とうがらし類(この辺は採種を繰り返して、土地に馴染んだ固有種になりつつあります)が大変美味しいです。
静岡のお野菜は多品種に及び、かぼちゃが多種多様、じゃがいもも多品種が送られてきます。
ちょっと変わり種では、マコモダケや青パパイヤなども届くことがありますよ。
そしてケールやマスタードリーフなどの葉物、カラフルなにんじんや大根の仲間が出始めて、冬野菜のはしりになっています。
届いたお野菜を見てからメニューを考えています。
なすはマリネにすることが多いです。
かぼちゃはシチューやおやつの材料として、またほっこりしたオレンジ色・黄色を活かして、彩りにも良いですね。
毎週どんなお野菜が姿を見せるか、箱を開けるのが楽しみです。
こうして産地から届けられるお野菜たちは、いわゆるオーガニックなお野菜たちです。
しかし全てのお野菜を産直オーガニックに委ねることは、今のところ難しいです。
天候の影響はもちろん、根菜はモグラにかじられたり、鹿に掘り返されたり、猿や猪もご相伴にあずかるものです。
夏にサラダ用の葉物はできませんし、冬にピーマンやキュウリなどの果菜類はできません。
なので、一年を通してよく使うもの(ランチメニューやセットメニューに使うサラダ用の葉物、煮込みのベースになる玉ねぎなど)は、いわゆる通常栽培品(慣行栽培品)を買ってきて使っています。
可能な限り産直オーガニック品で済ませたいところですが、現段階では併用という妥協点でお店を回しています。
杉並区の(大元は厚生労働省の規定ですが)「杉並区健康づくりメニュー」としては慣行品もオーガニックも何も指定はありません。
化学調味料や添加物についても特に規定はありません。
化学調味料や食品添加物については、キプフェルではほぼゼロに近づきつつあります。
完全ゼロを目指す必要も無いかと思います。
キプフェルでは、わざわざ化学調味料などを使わなくてもしっかりと味を引き出すことは出来ていますし、実際調味料ってそんなに多種を使う必要も全然無いのです。
きちんとした素材を使い、最低限の調味料で、極力シンプルに。
それで十分に美味しくできれば、それを目指すところが、キプフェルの存在意義だと考えています。