甘味処「染井」が7月末で閉店 |   kinuzabuの日々・・・

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京都には名店がいろいろあるが、その一つが今月末で店を閉めるそうだ。

その店の名前は「染井」。今出川寺町から一つ御苑側の筋にひっそりとある甘味処だ。看板やメニューは外にあるが、普通の民家を改造したような作りなので、ここでいいのか?と不安に思う。金曜日と土曜日の11時から17時までのみの営業で、ぜんざい、あんみつ、夏には氷、冷やしぜんざいもある。

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ここのぜんざいは絶品だ。小豆のふくよかな味が舌を唸らせ、体も心も温めてくれる。そして、白玉のすばらしさ。他に例を見ないほど柔らかく、ねっとりと歯に絡みつくあの感触はたまらない。抹茶氷もいい。全部乗せにすると、抹茶、白玉、抹茶ソフト、餡子、フルーツがついてくる。抹茶氷と抹茶ソフトと餡子をいっしょにっ食べたときの快感!

あんみつの寒天がまたすごい。雑味やテングサの臭いもまったくないピュアな寒天。一口食べて驚いてしまった。こんな寒天は他では知らない。大将軍商店街の中村製餡所で売っている糸寒天を知っているくらい。他にもこんな寒天を売っている店があるのなら教えてほしい。


こういう素晴らしい店がなくなり、京都に行く楽しみが1つ減ってしまった。また新しい店を開拓しなければならないが、簡単に見つかるだろうか?

(抹茶氷全部乗せ)
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