定期的にグッときて、ちょいちょい聴いて、ちょいちょいウルウルしちゃう1曲をレビューもどき。

ユーミンの「雪月花」。発売から20年という事もありましてね。

2003年がもう20年前か。。。(遠い目)

 

雪月花/松任谷由実 2003.2.15

 

 

2002年発売のアルバム「Wings of Winter,Shade of Summer」(これ密かに名作)から、ユーミン初のDVD付きシングルとしてリカット。オリコン59位と世間には浸透しなかった曲のようなんだけど、いやいやこれ名曲じゃんと言う感じです。

もうメロディー美しい、サウンドが美しい、そして歌詞が日本語が美しいという、美しいづくし。

切ないエレピのイントロから、派手すぎずしかし華やかなオーケストレーションが展開。まるで雪どけの川とか、雪に閉ざされた森に佇んでるような、透明感のあるサウンド( ´∀`)

そんでこういう曲には、ユーミンの歌声ですよねえ。少し裏声多めな淡く柔らかいボーカルが非常にマッチしてて、も〜絶品。他のどんなにテクニカルな技巧派ボーカリストが歌っても、この天然色と情感は出せまい。まさにユーミンワールド。

 

歌詞もねーどこをとっても美しいフレーズ。もう全部ここにコピペしたいくらい。

ブリッジの「春が来て 緑が萌えて〜」のとこなんか、こんな簡潔に季節と人の気持ちの移ろいを表現できるんだって、何度聴いても感動してしまう。あー日本に生まれて良かったねーって思う。

 

我はこれ聴くと、人生で出会った色んな人たちの顔を思い出すんだよね。それは小さい頃一度だけあっただけの人だったり、数少ない恩師と言える先生だったり、仲良かったのにいつの間にか時の流れで離れてしまった友達だったり色々。

こう書いてると、なんか我もジジーですねえ✌︎('ω'✌︎ )って感じだけどもねえ(苦笑)

 

もう二度と会う機会がなかったり、相手も我の事なんてすっかり忘れてたとしても、今の我を少なからず作ってくれたんだよねっていう感慨を、この曲聴くと感じるです。めっちゃ悪い人たちは別ですけど( ´∀`)

てか我って基本記憶力良すぎるんだよね。これ良い事なのか悪い事なのか汗・・・^^

 

この曲であえて好きなフレーズを挙げるなら、

「やがて悲しみにも 時は流れ 海へと注いでいく」

ってとこかな。

我の過ごしてきた時間が一つの大きな川だとしたら、その畔にみんな今でも住んでいるとです唐突な九州弁

今はどんなに離れていてもねって事が言いたかった。うん。汲み取って

 まさかの他人任せ。。。

 

密かにユーミンヲタクな自分ですが、「雪月花」は上位に来るくらい好きな曲です。それこそいつか自分が海に流れ着く時まで、ずっと好きです。誓います⇦

 

てか去年の50周年記念オールタイムベスト「ユーミン万歳!」に、これ入ってないんだね。。。

(それどころか40周年時のベスト「日本の恋と、ユーミンと」にも入っていない)

まあ仕方ないか、名曲腐る程あるから(我ながらこの表現どうなのよ)

 

こんな名曲が平気でオールタイムベストの選に漏れるのは、逆説的にユーミンが凄いミュージシャンである証ですね。

 

「雪月花」のレビューもどき、終わり!

ユーミン万歳!(完。。)