開講式から2週間ぶりの講義(土日クラスの講義は隔週)です。
講義前に集まった学生さんたちは、早速前回の実技の復習をしていました。
毎回熱心な学生さんが入学されて、うれしいです
前回の講義の様子はこちら
さて、今回の講義の目標は、
身体均整法で使う、からだの部位の主なところを特定できるようにする こと
最初は、背骨 が分かるようになりましょう
背骨の何番目の骨を調整するかで、身体均整法でいう 体型 が変化します。
とはいえ、なんの目印もないと何番目の骨がどこにあるのか
全く見当がつきませんね。
そこで、
肩甲骨の下側のライン上にあるのは胸椎の7個目の骨、
骨盤の上のライン上にあるのは、腰椎の4個目の骨
…などの目安を学びます
田川先生は、やさしい語り口で、丁寧に説明してくれます。
まずは図を使っての説明。
そして、骨模型を使った説明。
背骨の中心にあるぼこぼこと出っ張っている部分は 「棘突起」
棘突起と棘突起の間のくぼみは 「棘間」
それらを目安に、骨を1つずつ特定していきます
骨模型を使った説明の後は、学生さんにモデルになってもらっての説明。
段階を踏んで、わかりやすく解説してもらえるので、はじめて習う人でも安心です
まずは、腰椎と仙椎の区別がつけられるように。
骨盤の上のラインにある棘突起を左右から押して弾力性を覚えたら、その下の棘突起、またその下の棘突起、と触っていきます。
そうすると、腰椎では動いていた骨が、仙椎ではほとんど動きません。
実際は、微妙な動きの差です
先生のお手本の後は、学生さん同士で練習します。
骨模型で見ると骨は簡単に分かりそうですが、人のからだには筋肉がついています。
手の感覚だけで、筋肉越しに骨を感じるのは…む、む、むずかしい
しかも、腰痛の人は棘間が狭いことがあるし、人それぞれで筋肉のつき方も違い、
どれが腰椎?仙椎?胸椎???探し当てるのは至難の業です。
先生は一人ずつアドバイスしてくれます
次は、腰痛の学生さんをモデルに、調整の仕方も教わります。
田川先生の美しい姿勢
この中腰に慣れるまでは、足がプルプルしちゃいます。
調整をする時には、親指を痛めないようにしてくださいね
親指は肺経が通っていて(詳しくは、経絡基礎の講義で学びます)、親指ばかり使ってしまうと、呼吸器を悪くするので、要注意
親指に負荷をかけないためには、両手の親指を重ねたり、
親指を当てた上に、反対の手を置いて押さえたり、
工夫していきましょう
今回の講義では、腰椎のほかに、胸椎、頸椎、骨盤についても学びました
からだのしくみ、いかがでしたでしょうか
● 2021年開講 土日クラス(第1・3土曜日と翌日曜日)
● 2022年開講 土日クラス(第2・4土曜日と翌日曜日)
● 2022年開講 平日夜間クラス(月、火、木、金の夜間)