骨格操縦法(5)、星野 一彦先生
松崎 啓子先生も、よろしくお願い致します
今日はまず、寛骨の観察から始めていきます
※寛骨(かんこつ)とは、腸骨・坐骨・恥骨が癒合したものです。
手を"ものさし"のように使って、坐骨と大転子の距離感をはかっていきます
手を"ものさし"として使うのは、この講義からの応用になります
骨盤はしっかり調整したい部分ですが、それと同時にデリケートな部分でもあります
スムーズかつ、安定感のあるタッチを心掛けましょう
横臥位で大転子を触る時は、反対側の大転子にテンションをかけるように、掌でスッと押し込むと、身体がブレずに操作しやすくなります
捻転の時も同じような方向性で、身体を導いていきますよ
骨盤の形を変えていくにあたり、ココは非常に大事なポイントになります
環跳(かんちょう)と呼ばれる、胆系のツボのあたりでもあります
骨の観察がしっかりできるようになると、これから学ぶ経絡のツボの位置もしっかり確認できるようになりますね
お尻の形自体も観察点になります…
意外かもしれませんが、よく見ると左右のお尻の大きさって違うことが多いんですよ
片方はフワッと力が充実しているけれども、もう片方は少しペタッと元気が足りない感じだったり…
骨盤を整える重要性はたくさんありますが、
今日は膝との密接な関係をご紹介します
3つの筋肉と、その付着部!!
縫工筋…上前腸骨棘 →鵞足
薄筋…恥骨結節 →鵞足
半腱様筋…坐骨結節 →鵞足
この骨盤が起始の3つの筋肉の停止部は鵞足(がそく)と呼ばれており、鵞足は膝の内側に位置しています◎
そのため、膝の内側の痛みなどにも、骨盤の調整が必要になってくる場合が多いのです
身体を局所で捉えたり、全体で捉えたり、関係性で捉えられると、視点が一気に広がりますね
星野先生の手から溢れる手技を、一生懸命追っていきました
皆さま、台風お気をつけくださいね!!
1週間お疲れ様でした
長谷川 茉由(マツリカ身体均整院)
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