講師は小原順子先生。
よろしくおねがいします!
自他動操縦法は、頚椎1番から仙椎5番までの椎骨を個別に調整する方法で、自分で行う体操である自動操縦法と、他人に行う調整法である他動操縦法からなります。
自動操縦法はセルフケアとしてお伝えするのも良いですね
ただし、椎骨別ということでかなりの数になりますので、どの体操が適しているのかの見極めが大切になってきます。
療術史的に自動操縦法をみると、大正時代の高橋迪雄の正體術まで辿れるのですが(野口整体の野口晴哉や操体法の橋本敬三も正體術を学んでますね) 、それを均整法が12種体型別、椎骨別と独自に高度に発展させたものとなっています。
昔均整学園の校長だった小関先生が、たにぐち書店さんから正體術現代版も出していますね
この本は色んな人の体の観察がたくさん載っていますので、興味があれば是非読んでみてください。
自他動操縦法は均整法の調整における三原則である角度、張力、間が大切というか、そのものといった趣きのある調整法ですので、是非みなさん使いまくって身体に染み込ませしょう
検査法
先ほども述べましたが、自動操縦法を行うに当たって、どの体操が適しているのか判別しなければなりません。
というわけで、いくつかの検査法があります。
検査法はかなりの数がありましたが、皆さんそれぞれ自分のウィークポイントが把握できましたでしょうか?
これは肋骨、腰椎1、5番が関連していますね。
モデルさんの前屈動作に少し制限があります。
そこで、腰椎1番の他動操縦法を行ってみました。
腰椎1番に刺激が行くよう、両下肢を屈曲させて揺さぶり刺激を入れます。
腰が悪い人なんかはあまり屈曲させるとキツイ感じがしたりするので、少し気をつけながら角度を探しましょう
狙いが的確だったため、動作に改善が見られました
狙いと操縦法が正確であれば、その場で効果がみられます。自動法で自分で色々試してみても良いと思いますよ
自動操縦法
自動操縦法のポイントとして、思い切って緊張させ、緊張の頂点で一気に脱力!です。
胸椎2番に緊張が来るように後頭部を持ち上げます。
ここは筋肉の痙攣なんかにも効いてきます。
胸を張って両肘を開いて行くと、胸椎4番に緊張が行きます。
胸椎4番の変異はアレルギーや心臓なんかにも関連してきますよ
しっかりと狙いの椎骨に緊張が行くよう意識しましょう
角度、張力、間ですね!
肥田式とか古流柔術で使われる握り方ですが、亀井先生は藍川流合気柔術をやっていたそうなのでその辺からの導入なのでしょうか?
わりと唐突に出て来るので、この辺り調べたら面白そうな気がしています
マニアックな話になりますが、この拳の形が心臓に似ているため、心臓との同型相関になる、なんて話もあります。屈筋のポンプ作用で心臓に血液がよく回るらしいです。
同型相関については12種体型の時に学びますよ
同型相関については12種体型の時に学びますよ
また後半の講義で別の自動操縦法を学んで行きます。
30A助講師 稗島昇平
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