顔の姿形操縦法2回目です
今日はいよいよ実技編ですね
三浦先生よろしくお願いいたします
前回の復習から
頭蓋骨は外骨格に分類され、顔は自律神経系や靱帯の影響を受けやすいというお話をしました。
四肢などの内骨格とは性質が異なるんですね
今回は頭蓋骨の動きと調整の技術をブログにまとめます
頭蓋骨の動きや調整上重要となるのが、『蝶形後頭関節』です
写真がちょっと見づらいですが、呼吸に合わせて前後に動いているんですね
むむ『呼吸』・『前後』
12種体型で『肋骨型』・『頭脳型』が関連椎骨が同じなのも、ここから来てるのかもですね(私の個人的な見解)
カラダ全体でみると、呼吸に合わせ頭蓋骨と骨盤の動きが連動しています
◆呼気で頭蓋骨が屈曲・仙骨は前傾の動き
◆吸気で頭蓋骨が伸展・仙骨は後傾の動き
※立位で確認すると体感覚としてわかりやすいかと思います
なぜ連動しているのか?
これは『硬膜』が関係しているようです
硬膜は仙骨~脊柱~頭蓋骨(大脳鎌・小脳テント)までつなぐ、弾性の少ない膜です
呼吸による胸郭の運動の結果、脊柱の生理的湾曲が変化し、それによって硬膜のテンションが変化して頭蓋骨も連動するとのことです
ということは、頭蓋骨の調整には骨盤や脊椎の調整がとても重要ということですね
頭部症状のある方は、仙骨がカチカチになっていたりするのも、このようなつながりから起こることなんだそうです
座学はこの辺で終わり
三浦先生の濃厚な解説をすべてブログに落とし込もうとしましたが、2割程度で断念です
いよいよ実技に入ります
では頭蓋骨の前後の動きのどちらが少ないのか、どうやって判断するのでしょうか?
頭蓋骨はわずかにしか動かないため、達人でないと見極め困難です
そんな時は『リングテスト』
呼気のMAXでリングテストが弱くなる=頭蓋骨屈曲の動きの制限
吸気のMAXでリングテストが弱くなる=頭蓋骨伸展の動きの制限
調整方法は写真のようになります
蝶形骨の大翼にコンタクトして、頭蓋骨の呼気時の運動・または吸気時の運動に同調させるように調整します。
呼気時の運動に同調をさせる=蝶形骨を頭側に引き上げる
吸気時の運動に同調させる=蝶形骨を尾側に引き下げる
ここに、さらに足の底屈か背屈の運動をさせるのです
リングテスト?呼気?吸気?引き上げる?引き下げる?底屈?背屈?
なんだか頭が混乱しますね
調整法だけ整理しておきます
~前後の歪みの調整~
★呼気で弱い=蝶形骨を引きあげる=足は底屈させる
★吸気で弱い=蝶形骨を引き下げる=足は背屈させる
※調整はいずれも呼気で介入し始め、吸気で終わるようにします
前後方向の頭蓋骨の歪みの調整の他に、側方の頭蓋骨の歪みの調整もあります
側頭骨を調整する方法です
乳様突起を観察して、乳様突起を操作します
乳様突起が上がっている(背臥位で天井方向)
乳様突起が下がっている(背臥位で床方向)
のどちらかを確認し、それを助長するような調整です
のどちらかを確認し、それを助長するような調整です
調整法はこんな感じ
~側方の歪みの調整~
★乳様突起が上がっている=乳様突起の後方にコンタクトし前方へ操作
★乳様突起が下がっている=乳様突起を前方にコンタクトし後方へ操作
★乳って昔のテレビを思い出す
ちょっと混乱しやすいポイントでしたので、気合を入れてまとめました
ブログ担当
小室知貴(身体均整師/理学療法士)
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