本日10月14日土曜日の28Aの講義は
坂戸哲先生が教えて下さいます
『観歪法』です
⚫類別克服法と観法
臓器、器官ごとに分類された疾病別矛盾克服法のことです。
❶矛盾を克服する基礎
イ)脊髄神経の基礎操法(脊髄神経反射法)
ロ)経絡の基礎操法(経絡反射)
ハ)両立せぬ克服法上の基礎
❷矛盾する克服する類別操法
⚫️類別克服法の原理原則
類別克服法(観歪法)は、疾病(病名)別治療法としてまとめられています。
その点から『病名がわからないと使えない』といった感じがしていますが…
しかしながら、類別克服法全般にわたって貫かれている治療原理を理解すると、病名に拘ることなく幅広い治療が可能になるのではないでしょうか‼️
自律神経系のバランスをとることによって人体の免疫力を高めていく事であり、ここが類別克服法の原理原則を学ぶ事の最も重要な点であると言えます。
また、3種類の施術原理から構成されています。
(イ)交感神経的調整
収縮している器質を拡張し、鼓舞しすぎている臓器を抑制する。
(ロ)副交感神経的調整
拡張している器質を収縮させ、抑制され過ぎている臓器の鼓舞をする。
(ハ)内分泌(ホルモン)系の調整
上記と同じ椎骨を使いながら交感神経の系の椎骨を副交感神経的な反射の場として組み合わせ使用する。
基本的に、交感神経的調整なのか副交感神経的調整なのかが基本になり、その両方の刺激を一回の施術に用いることはありません
そして、内分泌系の調整は、刺激部位の変更があり基本的には上記2種類の調整の延長上にあります。
◉内臓は通常、相反する交感神経と副交感神経(迷走神経)の二重支配を受ける。
ただし、副腎、膵臓、胆嚢(内分泌系その他)に関しては上記内容とは一致せず、生理解剖学的にも不明な点がある。
◉一般的には内臓は、副交感(迷走)神経で機能は鼓舞され、器質は収縮する。
交感神経で機能は鼓舞され、器質は拡張する。
◉類別克服法(観歪法)
鼓舞=興奮、緊張、収縮をさす
抑制=鎮静、緩解、拡張をさす
⚫️類別克服法の原則
テキストの自律神経と脊髄との相関マップ一覧によって、それぞれ臓器の交感神経性反射点と副交感神経反射点がわかります。
また、内分泌系の調整点もわかります。
➀自律神経反射の為の刺激方法
【鼓舞刺激】
呼気の頂点で上内方に刺激。3呼吸3回を基本とする。
【抑制刺激】
1分間程度圧迫して刺激をする。
または、吸気の頂点でゆっくり放す刺激を基本とする。
➁操作点
1側ー下関節突起内縁、後縁、外縁、下縁
2側ー腰椎における副突起下縁(側縁)等を2側とする。
*ただし、腰椎の横突起(肋骨突起)部は3側としており、腰椎の副交感性の部位と交感神経性の反射部位の注意すべき調整点となっています。
3側ー胸椎において肋骨結節側縁、下縁
肋骨結節の位置↓
本日は座学中心学びを深めて参りました〜🌾🌾🉐
以上、助講師の小原でした( ^_^)/~~~
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