こんにちは!
京都IVFクリニック
胚培養士の大野です。
今回は、
2026年5月に開催された
日本不妊カウンセリング学会で発表した内容について
ご紹介します。
当院が取り組んでいる
学生へのプレコンセプションケア活動が
このたび優秀賞を受賞しました。
この発表は、
当院の不妊カウンセラーが行い、
日頃から地域や学生の皆さんと関わりながら
積み重ねてきた活動を
評価していただくことができました。
スタッフ一同、
大変嬉しく思っています。
以下は発表してくれた不妊カウンセラーからのレポートです。
今回発表したテーマは
「“THE TIME IS NOW” ~Preconception care for undergraduates~ 生殖医療施設による学生支援」
です。
当院では、
プレコンセプションケア活動の一環として、
昨年から
滋賀短期大学の1・2回生を対象に、
生殖医療相談士と不妊カウンセラーが中心となり
出張講義を行っています。
学生の皆さんに
将来の健康やライフプランについて
考えるきっかけを届けたい。
そんな思いから始まった取り組みです。
ご好評をいただき、
今後も毎年継続して
実施していく予定です。
プレコンセプションケアとは、
将来の妊娠・出産だけではなく、
自分自身の健康やライフプランについて
早い時期から考え、
健康づくりにつなげていく考え方です。
講義では、
妊娠や妊孕性(妊娠する力)についての正しい知識、
日本の現状、
そして将来のライフデザインについて
お話ししました。
さらに、
講義の前後でアンケートを実施し、
学生の皆さんの理解や意識の変化についても
調査しました。
その結果、
多くの学生が
妊娠や不妊についての知識を深め、
「将来について考えるきっかけになった」
「自分の健康について意識が高まった」
「パートナーと知識を共有することが大切だと感じた」
といった、
前向きな声を
数多くいただきました。
一方で、
男性の妊孕性に関する知識や、
AMH、
社会的卵子凍結については、
まだ認知度が十分ではないことも分かりました。
男女ともに
正しい知識を得る機会を
さらに増やしていくことの重要性を
改めて感じる結果となりました。
人生設計は、
一人ひとり違います。
だからこそ、
「知ってから選ぶ」
ことができる社会をつくることが大切です。
若い世代へ
正しい知識を届けることは、
生殖医療に携わる私たちの
大切な役割の一つだと考えています。
当院ではこれからも、
行政や教育機関と連携しながら、
プレコンセプションケアの普及活動や
地域への啓発活動を
積極的に続けてまいります。
今回の優秀賞受賞を励みに、
これからも
医療だけでなく、
情報発信や社会貢献活動にも力を入れ、
皆さまのお役に立てるよう
取り組んでまいります。
引き続き、
どうぞよろしくお願いいたします。