こんにちは。
胚培養士の大野です。
このたび、ブライダルサロンとレディースクリニックによる初の共同企画として、
婚活中の方を対象としたセミナーを開催いたしました。
以下は、出張講義したスタッフからの報告です。
婚活中の方へ ― 生殖専門施設Kinoshitaが伝えたい大切なこと
■企画の背景と目的
本企画は、以前実施したブライダルカウンセラー向けセミナーにおいて、
「ぜひ会員様向けにも同様の内容を届けてほしい」
というご要望をいただいたことをきっかけにスタートしました。
婚活から妊活へとつながるライフステージにおいて、
妊娠や出産に関する正しい知識(妊孕性)は、女性だけでなく男性にとっても非常に重要です。
本セミナーでは、将来のパートナーへの理解と配慮を深め、
互いに支え合える関係性づくりを目指し、
生殖医療機関だからこそ提供できる「ライフデザイン支援」をテーマにお話ししました。
また当院では、卵子凍結治療を受けながら婚活を進める方や、
ブライダルカウンセラーから「男性の妊孕性への理解が不足している」
といった声も寄せられています。
こうした現状を踏まえ、本取り組みが現代の新しい婚活の形の一助となることを目指しています。
■参加者の声・満足度
当日は多くの方にご参加いただき、満足度は非常に高い結果となりました。
また、「婚活において妊孕性の知識は必要」と、参加者全員がその重要性を実感されていました。
■関心の高かったテーマ
セミナーでは、以下の内容に特に関心が集まりました。
- AMH(卵巣予備能の指標)
- 卵子凍結
- 精液検査
- 男性のおたふくかぜと不妊の関係
- 保険の不妊治療に年齢による回数制限があること
中には「すべてが重要で、特に一つに絞れない」という声もあり、関心の高さがうかがえました。
■参加者の感想(一部抜粋)
- 「妊娠・出産の知識は男性も知っておくべきだと感じました」
- 「不妊治療では、男性が女性の話をしっかり聞くことの大切さに気づきました」
- 「“不妊”という言葉を身近に感じる機会が増えている中で、正しい知識を学べてよかったです」
- 「病院には行きにくく、周囲にも相談しづらい内容なので、このような場はとてもありがたいです」
■妊娠・出産に関する知識はいつ学ぶべきか
参加者からは、知識を学ぶタイミングについてもさまざまな意見が寄せられました。
- 小学5〜6年生頃から
- 10代のうちに
- 義務教育の段階で
- 学生時代にもっと詳しく学ぶべき
- 「今からでも遅くない」という声も
早い段階から正しい知識に触れることの重要性が改めて認識されました。
■今後に向けて
今回の取り組みを通じて、
婚活と妊活を切り離さずに考える重要性、
そして男女ともに正しい知識を持つ必要性が明らかになりました。
今後も当院では、医療の立場から皆さまのライフデザインを支える活動を継続し、
安心して将来設計ができる社会づくりに貢献してまいります。