こんにちは! 胚培養士の大野です。
今回は、2025年5月に広島県で開催された「日本卵子学会」に参加し、
発表を行ってきましたので、そのご報告です。
発表内容:3種類の融解法による凍結融解胚盤胞移植の成績比較
今回は、「凍結した胚盤胞をどのように融解するか」によって、
移植後の結果に違いがあるか?という内容についてポスター発表を行いました。
胚を融解する方法にはいくつか種類がありますが、
胚の評価に応じて融解法を変更することで、成績を向上させることができる可能性があり、
これまでの当院データを元に報告しました。
学会ならではの学びと交流
企業ブースでは、各社の培養液や新しい機器の情報を得ることができ、
特に新しく発売予定のタイムラプスインキュベーターについて詳しい話を聞けたのは大きな収穫でした。
また、全国の胚培養士さんたちと直接意見交換できることも、学会参加の大きな魅力のひとつです。
臨床の現場にすぐに生かせるヒントや、新しい取り組みのアイデアを得るきっかけにもなります。
最後に
今後も積極的に学会に参加・発表し、最新の知見を臨床に取り入れながら、
患者さんに還元できるよう努力してまいります。