骨髄バンク・ドナーレポート最終回。

ようやくオペを終えました。(正確な日時と病院は守秘義務があり言えませんが)

これまでの経緯はすでに過去のブログにも記してありますが、簡単に流れを。
骨髄バンク登録→５年後ドナー依頼通知→初回健康診断→最終同意面談→健康診断→自己血採血400ml→自己血採血200ml、そして入院をし、翌日午前に移植手術本番です。

適合通知から４ヶ月はかかったでしょうか。最初は親にも事務所にも反対はされましたが、なんとかやりとげることができました。

・入院１日目
午前１０時病院前でコーディネーターさんと待ち合わせをし、入院手続き後病室へ。広めの４人部屋で、患者さんは僕のほかに２人いました。今回の手術チームの３人のドクターを紹介され、採血とレントゲン撮影後、昼食が部屋に運ばれてきたけど食パン２切れ、クリームシチュー、サラダ、りんごジュース。えっ、コレダケ・・・・？さっそく地下の売店にお弁当を買いに行きました。巨大な総合病院なのでなんでも売ってます。ローソンもありました。ここで先日のローソンカードが大活躍です！そのあとはとくにやることはなく、体温を測ったり最後の入浴をして９時消灯。ここから、一切の飲食を禁じられます。

・入院２日目（オペ本番）
手術着に着替え９時半からオペ開始。Ｍドクターにオペ中の写真撮影を頼んだら、快くひきうけてくださりいっぱい撮ってもらいました。麻酔は手の甲から点滴によって行われ、麻酔医となにやら話しているうちに意識がなくなり、気がついたときには病室でした。オペは約２時間半、骨盤に太い針を２ヶ所刺し、約１００回弱で約１ℓを抽出したそうです。多い人は５，６ヶ所、２００回におよぶこともあるらしく、そういう意味では私の骨髄液はサラサラで抜きやすかったようです。術後の痛みはとくにはありませんでした。寝返りなども６時間はゆるされずしんどかったけど、違和感があったのはチンコさんの口に刺さっている太いカテーテルです。翌朝までベッドからおりることは出来ないので自動的に尿を出すのですが、ずっと尿意がある感じでした。食事は翌朝まで禁止、水分も夜の９時まで禁止で、これはキツイ１日でした。

・入院３日目
朝７時にようやく点滴も抜かれ、チンコパイプも抜いてもらって自由の身となりました。しかしこのパイプを抜くときは、悲鳴をあげそうになるほど痛かったです～
食事も許され早速ローソンに向かいました。病院食ではどうも満足できませんもん。
この日は本を読んだりＤＶＤを観たり、のんびり過ごしました。あとは夕方にまた点滴を１時間分だけ打ちます。

・４日目退院日
午前中に軽く健康診断をして、出所です。おつとめご苦労様でした！オレ。


・総評
終わってみると、正直それほど大変な作業だとは思いませんでした。たしかにオペまでの手続きは多く、めんどうくさいですがそれだけの意味意義はあります。同室の方々とは一切話を交わしていませんが、カーテン１枚むこうですからある程度の情報は聞こえてきます。彼らは抗がん剤などを投与されている患者さんでした。
今回どちらかというと、勉強になったことの方が多いです。いろいろありますが、それはまた。