2014年9月、母が急逝するまで
私の人生は順調でした。

両親の愛LOVEに包まれ、平凡ながらも幸せな家族。
大きな病気やケガもなしあんしん
失敗や挫折、それなりに経験はしましたが
それでも私の人生には、
楽しい事や、うれしい事、そして笑顔が溢れていました虹

そんな生活が一変したのは
母が入院して、突然余命宣告をされた日。
急性骨髄性白血病でした。
入院してからわずか10日で、母は逝ってしまいました。

最愛の母が亡くなってから
私を襲ったのは
悲しみ・苦しみ・後悔・恐怖・不安…
言葉で表すのはとても難しい。
この世にあるすべての負のことばを集めても
とても足りないような感情。
来る日も来る日も、
涙ばかりが涙溢れる日々。

そして1年もたたないうちに
更なる不運が一気に降りかかってきました。
誤診と、不妊治療の副作用の月経過多で生死をさまよい
UAEの失敗で摘出手術をしたものの
未だに合併症に苦しんでいます。

まさに泣きっ面涙に蜂はち

とても不安で、時々落ち込むこともありますが
自分の病気の事で
絶望的になったり、くじけたりはしていません。

それは
母の死を経験したからだと思います。
あの時私は、自分の無力さを痛いほど知り
耐えがたい恐怖と、絶望を知りました。
その傷は今でも癒えていないし、
私が生きている間、決して
癒えることのないものかもしれません。
でもそのおかげで…
この心の痛みの大きさに比べたら
病気の悩みも、肉体の痛みさえ
とても軽く感じられるのです。

母が死と引き換えに
最後に私に残してくれたものは
“強さ”という貴重な力。
お母さん、ありがとうハート