今夜は皆既月食ですね!

全国的にお天気もよさそう。
北陸地方も夜には回復するといいですね。
 
(2018年1月31日の月食、10歳の息子が撮影)


多くの人が同時に空を見上げると思うと、
なんだかワクワクします。
 
月食を見ることで、宇宙を感じ、
自分の存在、自分と宇宙との関係、
人と自然、人と人のつながりについて
考えるきっかけになるかもしれませんね。
 

 

月食の見え方

 

 
今夜の東京での月食の見え方です。
 
(提供 国立天文台)
 
 
日本全国、月食の時間は同じ、
月の高さが地域によって違います。
 
部分食の始まり 18時9分
 
どんどん欠けていき……
 
皆既食の始まり 19時16分
 
皆既月食中は、ずーっと
赤銅色の月が見えています。
 
今回は皆既食の時間が長いので、
もし雲が流れてきたとしても、
見られるチャンスが高いですね。
 
そして、ぜひ見てみたい天王星食!
東京では皆既月食が終わる直前に
天王星が月の影に隠れます(※)
 
皆既食の終わり 20時42分
 
少しずつ地球の影からでてきて
満ちていく月が観察できます。
 
月が輝くのを見ていると、
太陽ってすごいな~
私たちは太陽系の家族なんだな~
といつも思います。
 
部分食の終わり 21時49分

満月に戻ります。
 
 

 

天王星食について

 


月食の最中に、ちょうど天王星が
月に隠れる天王星食が起きます。
 
東京は20時41分頃とのこと、
地域によって時間が違います。

肉眼での観察は難しそうですが、
双眼鏡・望遠鏡があれば観察できそう。
 
 
各地の天王星食の見え方と
天王星が月に隠れる予想時間です。
 
(提供 国立天文台)
 
天王星は暗いので、普通の満月なら
月明かりにまけて見えないわけで、
 
今回は月食中で月が暗いからこそ
天王星食が観察できるんですね。
 
 

 

親子で感想を話し合う

 

月食を見たり、写真をとるだけでなく、

ぜひ親子で取り組んで欲しいのが、

感想をお互いに話してみること。

 

感じたことを「声に出して言う」ことで、

さらに興味がわき、思考が深まります。

 


2021年11月19日に「ほぼ皆既」月食を

見た時に寄せられた感想をまとめています。

よろしければリンク先もご覧ください。

 

 

 

子どもに「何を感じた?」と聞くのではなく、

まずは親が感じたことを声に出しましょう。

 

何も感じない?
頭で考えないで、感じてくださいね。

 

月食は地球の影だと知っていても、

あらためて感じてみてくださいね。

 

知識と体験が結びつくと、

大人だって何か感じるものは

あるはずです。

 

(2014年10月8日の皆既月食を近所の小学生と一緒に観察する6才の息子)


 

 

大人におすすめな本

 

 
月や宇宙に興味をもったら、
ぜひ、おすすめしたい本があります。
 
 
国立天文台でもお仕事をされていた
理学博士・野田祥代さんの著書
「夜、寝る前に読みたい宇宙の話」


最先端の宇宙のお話も出てきますが、

けして難しい本ではありません。

詳しくは、読書レビューをご覧くださいね。

 

 

 

 

子どもにオススメな本

 

月食で月に興味を持ったら、

翌日から月の観察をしてみてください。

 

満月を過ぎると、昼間でも

お月さまを探しやすくなります。

 

 

そこでおすすめしたいのが

福音館書店かがくのとも

「ひるまのおつきさま」

 

とてもいい絵本なのですが、

もう売っていないので、

図書館でさがしてみてください。

 

 

参考までにリンクを貼ります。

(中古で定価より高くなっています)

 

 

 

 

お子さんが月食をみた感想や、

親子での対話など、よかったら

LINEから観察した感想や

エピソードを送ってくださいね!

ブログでご紹介させていただきます。



 

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