生活面、学習面にわけて、2日連続でお届けしてきました、小学校入学時に「できた」こと「できなかった」こと。

お陰様で、今日は【生活面】の投稿が #シュタイナー教育 のランキング1位になりました。ありがとうございます。


今日は、入学式まで一か月ちょっととなり、私が子どもの(学習面で)焦っていた当時の記録がでてきたので、正直にお見せしちゃいます。

 

「小学生になっても、ピアノと水泳は本人が続けたいと言っているので、好きなだけ続けたら良いと思う。が、母としては小学校にあがったら、学習もしっかり習慣として取り組んで欲しい。
家庭学習の習慣づけをしたい!というわけで、あれこれ通信教育のお試し教材を取り寄せてみたが、息子は全くやる気がない。


こんなふうに、悩んでいました。

では、なぜ昨日の投稿のように「ドリル嫌いなら、入学前にできなくても、潔く諦めて正解!」と断言できるのか?(昨日の投稿は下のリンクからどうぞ)

 

 

それは、潔く諦めて、ゆったり構えた結果、1年後に成長した姿を見られたからです!

 

当時の言葉でお届けします。


「一年前、実家の母に『公文や進研ゼミでみんな先取り学習してるから、入学前に少しは計算とか勉強したほうがいいよ。出遅れると勉強嫌いになるよ。』と言われ、もっともな話だと思って、色々と検討していた。


結局、子供が全く興味示さず何もしなかったので、母の予言通り「先生の言ってること、よくわからない~」って入学してすぐに言い出した。理解が追い付くまで大変だった時間もかかった。

 

けど、勉強嫌いにはさせなかったし、つまづいたからこそ(ここは先生のお蔭という部分が大きいけど)学習習慣も身に着いたと思う。


私は困った時にサポートしてあげよう、やる気スイッチ入ったら後押ししてあげよう~そんな気持ちでゆったり構えてた入学当初。「わからないことは悪いことじゃない。わからないことがあるって、賢くなるチャンスだよ!」ってよく励ましてたなあ。」


10までの足し算&引き算が、驚くほど苦手。どのくらい苦手かというと、1年生1学期の計算プリント(繰り下がりのない一桁の引き算)が分からず、答えを全部「1」と書くくらい。いま思い出しても、本当に1年生夏休みの計算練習は苦戦しました。

 

 

大変だったのに、なぜ勉強嫌いにならずに頑張れたのでしょう?


それは、子ども自身が「できるようになりたい」と思ったから。
 

そして、入学前にドリルを無理強いせず、子どもが好きなことに集中して取り組む時間を優先したから。困ったらいつでも相談してね、と受け止める姿勢を示していたから。

 

さらに、子どものペースを尊重し、信じて励ましてくれる先生のお陰でもあります。

 

先取り学習が悪いと言っている訳ではありません。できる子には、いいんです。
 

何のために、先取り学習させるのか?

子どもが学校の勉強に遅れないため。

 

遅れることはいけないことですか?

自尊心が傷つきますか?

誰の?親の?子どもの?

 

出遅れたくらいで、勉強嫌いになるような育て方をしなければいいだけのことです。

中学生になった今でも、計算は大の苦手ですが…


勉強?好きだよ。なんでだろう。できなかったことが、できるようになるのって、すごく気持ちいいよね。


最後までご覧いただき、
ありがとうございました。

絵画教室アトリエ樹乃会

一ノ瀬 雅美がお届けしました。

「アート×かがく×えほん」を提唱し、

子どもたちの総合的な学びをサポートをしています