梅田でペン字と書道のお教室を、9月から始めます 郁春(ゆうしゅん )です😊
今日もお越し下さり ありがとうございます✨
今回から、ワンポイントレッスンと並行して、少しずつ書道の歴史のお話をしようと思います。
レベルは、これから書道史のお勉強を始められる方や、書写技能検定を受けられる方向けです。
専門家の方は、どうか片目をつぶってお読みください😅
まず、あなたにとって美しい字とはどんな字ですか?
手書き文字ですか?それとも活字ですか?
活字も整っていて読みやすい美しい字と言えるでしょうね。
むかーし昔に遡ってみれば、文字の起源とされる篆書(てんしょ)は、横画が右上がりになっていない活字のような文字でした。
篆書
中国で生まれた漢字ですが、現存する最古のものは亀の甲羅や牛や馬の肩甲骨に刻まれたとされる甲骨文です。上の写真①
主に占いやまじないに用いられたそうです。
中国河南省の殷墟で発見された甲骨文は約3300年前の物と言われています。
しかし、すでにかなり完成されているので、それより以前から文字は存在したことになりますが、その起源は明らかにはなっていません。
その他には青銅器に鋳込まれた金文があります。上の写真②
貴族が自らの戦功や、官僚が官職を拝命したことなどを記念して製作したことを記してあるそうです。
その後、中国を統一した秦の始皇帝が、文字も自国で使われていたものに統一するために作られたのが小篆です。上の写真③
主に、始皇帝の命令などを中国全土に行き渡らせるために使われた権威ある文字の為、現在でも書道などの作品の完成時に押される落款印に刻まれる正式な文字として用いられています。
これら甲骨文から小篆までの書体を総称して篆書といいます。
と、まあ私が今までに読んだ何冊かの本や篆刻の先生から聞いた話をごちゃ混ぜにして、短か目にまとめた内容なので、専門家の方が読んだら多少の違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください🙇♂️
では、次回は隷書について書いてみたいと思いますので、どうぞお楽しみに😊