#18 王者の突破力 を読んで

 

ボディビル 日本チャンピオン 横川尚隆さんの本です。

 

ボディビルを始めて4年目のときに日本一になった方です。

一体どうしたら、日本一になれるのか、そんな秘密がわかる本です。

 

ーーーーーーー本文よりーーーーーー

 

ボディビルは、とてもシンプルな競技です。

筋肉を極限まで大きく成長させて、脂肪を極限まで削ぎ落す。やるべきことはこの二つだけ。ただ、筋肉を大きく成長させるためには、一般的に「長い年月」が必要だと言われています。

 

でも、僕はボディビルを始めて4年目のときに日本一になりました。

 

俺が王者になるために「何か特別なこと」をしていたのだとしたら、それは「圧倒的な努力」です。

 

絶対日本一になる。

 

特にボディビルに関しては生まれもった才能によるところが大きい。だから、正しくは、僕にはボディビルの才能があり、その上で誰よりも努力したから開花したのです。

 

僕には骨格的にも筋肉のつき方的にも成長のしやすさ的にも、ボディビル競技で勝つための強い要素があったのです。

 

野球も辛かった。格闘技も辛かった。でも、トレーニングだけはどんなにやっても辛くなかった。

 

大切なのは素質を生かして、磨いて、伸ばすために誰よりも努力を積めること。そして、その努力を努力と感じないくらいに深く「好き」だと自然に思える心だと思っています。

 

僕という人間が特別なのではなく、才能は誰にでも必ずあるのです。それを見つけられるかどうか、なんです。

 

全員が「無理だ」と言って笑っても、自分の可能性を信じて誰よりも努力し続けることができる。

 

実際に王者になるまで、まわりは口を揃えて「無理だ」と言いました。ある程度のキャリアがないと難しいよ。たった数年じゃ、日本一の体はつくれないでしょう。さすがに、それは冗談だよね。まぁ10年後に、優勝争いに入れたらいいんじゃない。・・・・なんてことを言いながら、普通に笑う人もたくさんいました。

 

でも、僕の目の前で無理だと言って笑うその人は、僕ではないんですよ。

確かに、あなたは無理かもしれない。だからと言って僕には無理だと、どうして言える?

自分にできることは自分にしかわからない。他人に、勝手に決めつけられることじゃない。体ができあがるのは「10年後」だなんて、誰が決めたのだろう。その予測は、今までの常識から弾き出された数字なんだろうけど、残念ながら、僕は今までの常識のなかにはいないから。

 

常識にとらわれる人は、結局、常識に足を引っ張られて終わるんです。

 

誰にも勝る努力をしていたら、圧倒的な体をつくっていれば、そこに負けはないはずです。

 

仕事を辞めてトレーニングだけをするなんてバカは、日本に僕しかいません。

 

チャンピオンはチャンピオンを目指したヤツがなれるんです。

 

僕は根底の部分が幸せで満ちていたからこそ、日本一になるために頑張れたと思っていますから。

 

 

ーーーーーー以上本文ーーーーーー

 

圧倒的な努力と成功の思考力。

素質だけで、日本一になれる訳がない。

 

自分を信じる心。

 

人それぞれ、才能や素質、可能性が違う。それをいち早く、見つけることが大事。そして、自分自身の可能性を信じて、努力する。

 

でも、その才能や素質、可能性などを見つけるには、色々やって見るしかない。