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残業に善悪をつけている時点で残業は減らない。なぜかと言うと、残業に善いも悪いも無いからだ。
善い悪いの色をつけるのは私たちであって、残業自体は無色である。どう活用するか?によって善にも悪にもなる。どんな色をつけるかで、結果は全然異なるのだ。
同期だけじゃなく先輩も追い越すほどの成績を出したり出世の階段を駆け上がったり自分で商売始めていきなり飛び跳ねたりという人がいる。
その一方、どんどん無気力になったり文句や愚痴ばっかり言ったり突然フェードアウトしたりする人がいる。
この人達、同じようや学校の同じような学科を同じ時に卒業して、同じような会社に入った(実在する私の知り合い)。10年ほどで大差がついてしまった。それも、今さら埋められることができないほどの大差となっている。
わかりやすくいうと、残業をどう捉えるか?で、このくらいの差がついてしまうということだ。
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残業は使うものであり、自分の成長の道具であり仕事を終わらせるためのツールとするほうがいいだろう。残業が性格を持っているわけではなく、感情もこもってない。誰がどう使うのか?どんな場面で使うのか?なぜ使うのか?これらがちゃんとできていないから人々が苦しんでいる。
そして活用の仕方を誤った会社は、奈落の底に突き落とされてしまうのではないだろうか。ブラック企業の捺印を押されて。
私は地獄と天国、両方見た。
何も考えずにただ中身のない残業しているから人々が疲弊し苦しみ病んでしまう。私はそれを10年ほど前に身をもって経験している。最近も似たような経験をして、未だ尾を引いている。
もう死んでしまおうかと思ったことも何回かあるし、牛丼や味噌ラーメン食べても味がしないとか、自分が今何をやっているのか全くわからずに日々を過ごしていた。
目つきもおかしかったみたいで、ある同僚に「目がイッちゃってる」と言われたことがある。
当時ちゃんと考えて残業してたかというと、実は何も考えていなかったのが実情だった。何も考えていないから中身が空っぽになってしまった。
俺働いてるぜ!ドヤ!アピールをしたかっただけなのかもしれない。こんなに頑張ってるんだから誰か認めて!思ってたのかもしれない。
その結果、地獄の結果を見ることに。
けれど、別の色をつけたら、天国の結果にもなるんです。短い時間でもできることが増えていって楽に仕事できたり、時給単価上がったりストレスが軽くなったり、何に向いてるか?がわかったりやりたいことが見えてきたり将来像がだんだんとハッキリしてきたり。
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とはいえ、未だ時間かけて仕事することがいいことだ!という風潮は鬼のごとく強いところもまだまだある。夜遅くまでやってる(ふうにみせてる)のがいいことだ!とか。
会社によって違いはあるのだろうが、残業によるアピールはまだまだ効果的だ。だからなのか、あまり何も考えずに、中身あろうがなかろうが、長い時間ダラダラと働いているのが多い状況ではないか。
だからといって残業が悪かというとそうではない。集中してがっつり働くことで、短期間にたくさんのスキルを身につけたり高度なテクニックが使えるようになったりするからだ。
それこそ一生もののスキルや技術力が手に入ることだってある。
私も、昔やった残業によって、今も使えるスキルやテクニックを存分に使わせてもらっている。
数年ぶりに道路の平面図を描いたときなど、結構覚えてるなと感じた。取り組み始めるときはやれるかどうか不安だったが、手を動かしてしてみると、案外やれた。
生涯使い続けられる武器が手に入るとは、思っていなかった。そのおかげで、今は比較的楽に働けていると思っている。
以前、知り合いは
「残業の捉え方一つで、こんなにラクになるものなんですね」
と言っていた。
色をどうつけるのか?で、状況は大きく変わる。好転することがあればそうでないこともある。
ただ、残業に善悪をつけても何も変わらないどころか、ますますおかしくなるだけだ、ということは繰り返しお伝えしておく。
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