【仕事でキレて見限られたこと】 | 土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

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2・3日前だったか、この記事を読んだ。「わかるわー」と思わずにはいられなかった。

かつて、私も「仕事でキレて見限られた」ことがあるからだ。一時の感情に身を委ね、流れに流され、「それ言っちゃダメだろ」と誰もが言うであろうことを言ってしまった。それも上司に対して。さらに、間接的に。

それがキッカケで、私は見限られた。

見限られたというと極端かもしれないが、少なく見積もっても、周りはあきらかに「よそよそしく」接してくるようにった。腫物に触るかのような。最初は気にしていなかったものの、だんだん違和感が大きくなってしまった。

「アレが原因だったなー」と思ったのだが、それが「キレたこと」だったのだ。
 
 
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先ほど紹介した記事の中で、事例が一つ紹介されている。
 

ある企業の「改善活動」を見に行ったことがある。

 

朝礼の際に、部長の前で一人ひとりが「今週の報告と、来週の目標」を発表していくだけの儀礼的なものだった。

 

しかし、役員の一人は、この活動に対して異常なまでのこだわりがあった。

しかも活動の中身ではなく、「発表するときの声」にだ。

 

例えば、中には、人前で発表することが苦手な、声の小さい人も当然いる。

そんな人に、役員は

「声が小さい!」

と、やり直しをさせるのだ。

 

見ていて気持ちの良いものではなかったが、私は外部の人間であるし、経営者がそれを許しているのだから、この「儀式」について止める理由もない。

そして当時、このようなことをしている会社は特に珍しくなかった。

 

 

ところがある日のこと。

役員の気に触った一人の新人が、皆の前で「こっぴどく怒られた」とき、それを見かねたリーダークラスの一人が、役員に対して「もういいでしょう!」と抗弁した。

場は凍りつき、ピリピリとした雰囲気だったが、その場は役員が謝罪して収まった。

 

そして、「事件」のあと。

リーダーとその役員の間で、社長が仲裁に入って話し合いが持たれた。

 

社長はリーダーの話に理解を示した。

そして、役員に「やりすぎである。本来の趣旨と違うはず」と反省を促した。

 

だが、社長はリーダーに対しても言った。

「冷静さを失うとは、何事だ。そのようなことではリーダーを任せられない」と。

 

それは事実だった。

あの事件の後、ほかの社員が件のリーダーを見る目が、すこし変わってしまったのだ。

 

しかも、残念ながら称賛ではない。

どちらかと言うと、冷ややかな目だ。

要するに、皆「あのリーダーは、(役員と同じ)キレる人だったんだ」と判断されてしまったのだ。

 

リーダーはおそらく、正義感からの行動をとったのだろう。

「弱い人」が叱られるのを見ていられなかったのだろう。

また、前から「朝礼」が無駄だと「まっとうに」思っていたのだろう。

 

でも「キレる人」には皆、近寄りたくない。

彼は冷静さを失ったことで、「味方」をなくしてしまったのだ。


当時の私(金山)の姿を思い出して、重なった。キレたことで、人が離れる流れを実感したからだ。

味方をなくすところまではなかったものの、明らかに周囲の接する姿勢が変わった。よそよそしい感じになっていった。

キレたことで(冷静さを失ったことで)、私(金山)は「話してもわからないヤツ」とみなされたのではないか、と先程の記事を読んで認識した次第である。

 
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もう一つ、身をもって味わったことがある。
「短絡的な行動を取りやすい」
ことだ。

私(金山)の場合、退職という選択肢を取った。入社して3ヶ月後に、上司に退職を申し出た。入社したばかりということで、引き止めの声はあったものの、そのときは退職以外の選択肢は頭に無かった。

比較案を検討するとか、そんなことはまったく思いもよらなかったのだ。視野狭窄もいいところである。

キレる=激情であり、激情に覆われてしまうと冷静・的確な判断は不可能である。後でどうなってしまうのかとか、周りにどんな影響を及ぼすのかなど、まったくイメージできなくなってしまう。マツリゴトに携わっている方々(あっち側の人も、そっち側の人も)を見ていれば、よくよくお分かりになるのではないだろうか。


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では、キレそうになったときにどうすれば良いのか?

「一度立ち止まって、一呼吸置く」
ことだ。

一呼吸置くことで、「今、上司に逆らったらどうなるか?」
から、
「今、上司の気をそらすことはできるだろうか?」
に思いを致せるようになっていく。

つまり、キレるとは思いつきのまま行動することとかなり近いことであり、それを止めるには
「一度立ち止まって、一呼吸置く」
ことにより、激情は収まっていく。

一呼吸置くと、あれやこれやと考えるようになる。考えていくと、だんだん激情は鎮まっていくのだ。

このことを私(金山)は、痛い目に遭って、ようやく理解できるようになったのである。


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