Photo by PAKUTASO
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最初にお断りしておくが、残業しないと決めたからと言って、残業していないわけではない。正確には「無駄な残業をしない」と決めたことである。
これによって実感しているメリットがある。
通常業務を踏み台にして活用して、自分の価値向上や経験値上積みができるようにしている。
その日のノルマが終わっても、定時で帰ることはあまりない。先々を見据えて今やっておいた方がよい仕事をやることがある。明日中とか明後日中に終わらせておかないといけない、という仕事をやるのではなく、来週中に終わらせておきたい仕事や来月中に終わらせておきたい仕事、あるいはいつかわからないけど間違いなく必要だと思われる仕事に手をつけるのだ。
この姿勢を心掛けるようになって、マネジメントに必要な経験を上積みできているのではないか、と感じるようになっている。
特に実感しているのが、「目的から外れないスキルの向上」である。
目の前のことに没頭していると、つい目的から外れてしまうことが往々にしてある。たとえば、測量作業に没頭していると、設計や施工計画に活用するという目的があるのに、あとのことを考えずに測量してしまい、余計なことをしたり必要な場所が抜けていたり、ということが起こりえる。
目的から外れないようにするためには、「常に注意をしておく」ことが必要だ。今やっている仕事が目的から外れていないか、なぜこの仕事が必要なのか、今の仕事から得られる成果がこの先どんなことに使われるのか・・・、という目的があるから、今やっている仕事があるはず。
にも関わらず、目的や背景から外れてしまうと、望まれている成果からどんどんズレていってしまい、「言われた通りやって」とか「なんでこんな結果になるの」といったことを言われてしまうのだ。
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後々必要になることを今やるということは、余裕をもって取り組むということ。余裕があるから、目的に対する注意をしっかり持って取り組める。なぜ、これが必要なのか、この先どんなことに使われるのか、を何度も何度も自分に言い聞かせ、頭に刷り込むことが可能となる。
何度も何度も言い聞かせることで、頭に強固に刷り込ませることができる。良い意味でマインドコントロールが可能だ。
これを、私はあえて時間外に1時間ほどやれる時間を設けられるようにしている。もちろんいつもいつもやれるわけではなく、時には今すぐに必要なことに追われることもある。検査前などそうなってしまいがちである。
しかし、余裕があるときを見計らって取り組むことで、今一度自分がやっていることを振り返ることもできるし、目的から外れないように注意しながら業務を遂行できる。
無駄な残業をしないと決めたことで、その日にやらなければならないことはできるだけ定時に終わらせるように頭と体が動くように、ようやくなってきた。もっとも、目標はノルマを午前中に終わらせることである。しかし、まだまだ達成できているとは言い難く、夕方までかかってしまうことがあるし、時には夜までかかってしまうことも。
ただ、残業しないと決めないと、ダラダラとやってしまうように体が動いてしまう。無意識に動いてしまう。ただただ会社だけの歯車と化してしまうのだ。
喩えが合っているかわからないが、残業をしないと決めたことで「時間の分散投資」を考えるようになっているかもしれない。自分が主導権を握って取り組む時間を取るようにしている。それが会社の定時内にできるようになるのが目標だが、まずは残業時間を少し使って取り組み、感覚を体に覚えさせるようにしている。午前にノルマが終われば、午後以降に取り組んで、残業をしないで帰宅することもある。
おかげで、「目的」を常に見ながら取り組めるようになってきた。これは残業をしないと決めたことによって実感している大きなメリットである。
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