弁護士法人近畿中央法律事務所のブログ -15ページ目

インタビュー

昨日、私の出身中学の3年生の方々から、インタビューを受けました。

教育の一環として、色々な職業の実際を知るために、この夏休みに取り組んでいるということです。


まだ弁護士9年目の私ですが、今までの活動を見直して、率直にお話ししました。

「勉強だけでなく、よく遊ぶべき」旨の発言は、母校の先生方にお叱りをうけるかもしれませんが・・。

(趣味をもってしっかり取り組むことは大事という趣旨の説明ですよ)


それにしても、こういう機会は非常に良いことではないかと思います。

思い返してみますと、子供の職業選択というのは、どのような職業があるのか、その職業の特性がどうなのか、あまり知らない中で行われることも多いと思います。

1時間程度のインタビューで、その職業の実際を知ることは難しいでしょうが、それを知る大きなきっかけになります。


また、その職業を通じて見る「社会の姿」に少しでも触れることができます。

子供は、社会全体で育てるという発想がありますが、大人はだれでも「先生」になりえるはずです。まさに、「先に生きて」いますから。上手くいかなかったエピソードも、大きな財産です。


逆にインタビューされる方でも、これまでの自分の活動を振り返ったり、日常の行動の整理をする機会を持てます。

優等生ではなかった私ですが、母校の後輩(18歳も離れていますが!)に話しをする機会を頂くというのは、純粋に楽しいものでもあります。


これからも、子供達が、色々な職業・大人と話す機会が増えればよいと思います。

もちろん、私も、できる範囲で協力させて頂ければと思います。


機会を与えてくださった先生方、来所くださった後輩方、ありがとうございました。


(川本真聖)

高校野球

高校野球、大好きです。

昨日も、劇的な試合がいくつもあったようです。

残酷なまでに打ち込まれ、もうコールドでよいのではと思うくらいであっても、接戦に持ち込む•逆転する、諦めない姿勢に驚き、心踊らされます。
エラー、一つにも、その選手やチームのドラマを想像してしまいます。

今日は、母校である智辯学園が、強豪横浜高校と対戦です。

甲子園には行けませんが、テレビで応援したいと思います。

(川本真聖)

賃貸住宅サブリース問題

消費者保護委員会の関係で,他の先生方と一緒に,賃貸住宅サブリース問題を勉強しています。


サブリース(sublease)とは「転貸」のことで,簡単に言えば,マンションの一括借り上げ等の問題です。


問題が指摘されているのは,遊休地の活用として,「借り上げを行うからマンションを建てないか」と勧誘されるケースです。

マンション建築を進めるサブリース業者側が,遊休地の所有者に「○○年,一括して借り上げる」,「家賃を保証するので,経営が安心」など言い,サブリース業者独自の事業計画書を見せて勧誘することがあるようです。


無論,事業計画通りにいけば,皆幸せということになりますが,サブリース業者側が提示したほど,賃料があがらなかった場合に,サブリース業者側から,マンションオーナーに保証するといった賃料の減額が申し入れられるなどのトラブルがあります。


多くの場合,オーナー側では,ローンを組んで,マンションを建築していますから,賃料の減額は死活問題です。

このような問題は,マンションがやや古くなり始め,周りとの競争力に劣り始める建築10年目以降に深刻化することもあるようです。


このようなことが生じないように,サブリース業者側は,安易な事業計画を示さないこと,リスクをきちんと説明することが必要と思われます。


一方で,勧誘を受けたオーナー側では,大きな投資になるわけですから,安易に説明を信用するのではなく,場合によっては,弁護士(法的アドバイス)や税理士(経営面のアドバイス)などの相談も活用し,慎重に判断すべきと考えます。


(川本真聖)