リスト(2.3掲載分)は原則、戦前の郵便局に限っています。

岡山県に所属する島(外周100m以上)の数は無人島を含め、87だそうです。

瀬戸内海の島々があるので、都道府県別で多い方かと思っていましたが、島がある38都道府県の26位なので、少ない方だということになります。

 

=設置時に島嶼部の郵便局=

 

:現在も島嶼  :郵便局設置時は島嶼だったが、現在は陸続き

 

神島・神島内浦

笠岡市の笠岡諸島に属していた島で、昭和45年に神島大橋で本土と結ばれました。昭和41年開始の「国営笠岡湾干拓建設事業」により、近隣の片島とともに締め切り堤防と干拓地で本土と陸続きとなりました。

 

北木島

笠岡市の笠岡諸島に属する有人島。笠岡港から南に約15kmの地点にあります。

 

犬島・備前犬島

岡山市東区に属する犬島諸島(7島)最大の島。岡山市内唯一の有人島。菅原道真が九州配流のため、この付近を通航したとき、日没となり、船が大渦巻に吸い込まれようとしたが、犬の鳴声のする方向に進むことにより難を免れ、島に道真の愛犬と同じ形をした石があったことより名付けられたと伝えられている。【岡山県地名大辞典】

 

神島

神島・神島内浦と同じ。

 

水島

倉敷市沖の水島灘にある水島諸島の島。上水島・下水島からなり、両島を総称して、あるいは、上水島を指して水島と呼ぶこともある。

紀州熊野の役小角が伊豆に配流された時、弟子たちが熊野本宮の神輿を奉じて海上を漂流、水が欠乏し祈願をしたところ潮水が真水になったという伝承が由来である。【岡山県地名大辞典】

明治36年に、鈴木精錬所が建設され、島内は盛況となったが、大正5年にピークを迎え、銅価格は、第一次世界大戦が終息に向かうにつれて暴落し、精錬所は徐々に衰退し、第二次世界大戦後は無人島になった。

当時、所属は児島郡下津井町でしたが、郵便の受持区は玉島郵便局でした。

 

真鍋島

笠岡市にある笠岡諸島に属する有人島。笠岡港から南に約18kmの地点にあります。

島内に真鍋城跡がある。地内に無銘の沢津丸の宝塔があるが、これは源平合戦で平家に与して戦死した真鍋氏一族の供養のためのものと伝える。【岡山県地名大辞典】

 

白石島

笠岡市にある笠岡諸島に属する有人島。笠岡港から南に約12kmの地点にあります。

堀河治郎百首の「波立てかくとばかりは聞ゆれど帰るも見えず沖つ白石」が当地に比定する説がある。【小田郡誌】

 

頭島

備前市(旧和気郡日生町)に属する日生諸島の島で、多数の民宿・ペンションがあります。平成16年に頭島と鹿久居島を結ぶ頭島大橋、平成27年に鹿久居島と本土を結ぶ備前日生大橋が開通したことにより、現在は本土と陸路で繋がっています。

 

神島内

神島・神島内浦と同じ。