脱毛症に悩まされるクライアントさん | 王様のあたまはハゲてない!?-フサ坊主への道ー
2019-06-07 12:04:10

脱毛症に悩まされるクライアントさん

テーマ:クライアント

 

SPJのクライアントさんの中には脱毛症のカモフラージュのために施術を受けようとお越しになれる方も多く見られます。

STAFF Hも前々からこの難病に関心がありました。

今回は色々な脱毛症と治療法、そしてSPJでの取り組みについてです。

国内でヘアータトゥーを用いて脱毛症に対応している場所は少ないのではないでしょうか?


脱毛症には多くの種類がありますが、重症な患者さんの場合は頭皮の毛髪が抜け落ちるだけではなく、

眉毛やまつげ、そのほかの体毛も抜けてしまうことがあるようです。

円形の脱毛症が頭部に現れる場合、コインサイズの円や楕円形の斑点をつくる事が多いようですが、

これが進行すると全身の毛が喪失することとなり、その名称も汎発性円形脱毛症となるようです


 

汎発性円形脱毛症は膠原病や糖尿病のような自己免疫疾患と考えられており、免疫系統の誤認識が大きく寄与するものとされています。

そのために、未だ根本的な治療方法がありません。

医療機関では対処療法で患者さんの病気の進行を食い止める手段がとられれているようです。

汎発性円形脱毛症は毛根の細胞に完全なダメージを与えないものであるため、回復の余地があることも知られています。

これらの脱毛症では自己のリンパ球が毛包を誤って攻撃し、毛砲のダメージによる脱毛となります。

しかし、発毛サイクルを促す幹細胞が存在し続けるので、発毛が再開する可能性が残されているのです。しかし、瘢痕性脱毛症という疾患は幹細胞が完全にダメージを受けるので、発毛の可能性は閉ざされてしまいます。

https://www.takanawa-clinic.com/aiwagoclinic/gray_hair_bulge_area/

汎発性円形脱毛症をはじめとした数々の脱毛症は複数の要因が重なった結果発症すると見る専門家が多く、

多因子の遺伝的要因をはじめ、甲状腺疾患やアレルギー疾患が影響するケース、毒素など環境的要因、不規則な生活習慣や精神的なストレス、医薬品の影響など原因は多岐にわたるものと考えられています。

Journal of the American Academy of Dermatology.

 

SPJでは上の海外の症例のような円形脱毛症を何とかして欲しいというクライアントさんは少ないように思われます。

どちらかというと、脱毛症でも治療を数年続けたが、効果がなかったというクライアントさんばかりです。

SPJのクライアントさんのお話では、主治医の方はヘアタトゥーを肯定的に捉えているケースも多いということでした。

これは医療分野は否定的に捉えられがちなTATTOOにおいては稀なケースだと思います。

やはり、毛包を標的とする自己免疫系の不具合は最新医療を持ってしても対応が難しく、

医療機関により様々な対処療法を活用しているのが実情のようです。

あるクライアントさんは円形の脱毛を発症し、その後びまん性に進行して数週間から数ヶ月で全頭脱毛してしまったということでした。

また、完治と思いきや数年間隔で脱毛を再発するなどの繰り返すケースがあり、長年悩まされているクライアントさんが多いことも特徴です。この病気の国内での罹患率:は人口の0.1-0.2%で性差なしという点は海外の統計を見てもほぼ同じです。

https://www.healthline.com/health/alopecia-areata#symptoms


しかし、海外の掲示板などでは子供の罹患率が高いことも伺え(保護者が何かしらの最新情報を求め掲示板を利用している?という理由もありますが)好発年齢が全年齢層という点では国内と海外に多少の違いあるようにも思いました。https://www.americanhairloss.org/children_hair_loss/resources.html

その家系に発症者がいいる場合、発生率がアップするという点や一卵性双生児の場合は罹患率が50%に及ぶなど遺伝的な関係も多く、単独というよりも複数の遺伝子の総合的な働きにより発症することが示唆されています。

 

There are several recent studies showing that a class of medication known as JAK inhibitors, which includes Tofacitinib and Ruxolitinib, are effective in alopecia areata, including AU. However, JAK inhibitors have not yet been approved by the FDA for use in skin conditions.[7][8]

https://rarediseases.info.nih.gov/diseases/614/alopecia-universalis#ref_13844

現在、アメリカでは汎発性円形脱毛症の治療に膠原病などでも使用されるJAK阻害薬を用いた治療が行われているようです。

しかし、FDAはこの治療法をいまだ認証していないようです。

JAK Inhibitorという薬は、サイトカインという物質をブロックすることで炎症を起こすことを回避するものです。

自己免疫の誤認識で不具合が起きている場所では白血球などの細胞が多く関与していることが知られています。

自己免疫による炎症や脱毛はサイトカインが受容体に結合し刺激が伝わることで起こるとされますが、

JAKinhibitorはこのシグナル伝達経路を阻害することで不具合を解消しようとするものです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6168198/

 

 

そして、国内の医療機関で行われている治療法としては、抗ヒスタミン薬の内服やステロイドの外用薬の使用などが見られます。
そして、ある程度進行している脱毛症の場合、ステロイドの注射などが推奨されるようです。
更に、脱毛が全頭の4分の一以上進行している場合は局所的な免疫療法ステロイド注射が併用されるということです。を
そのほかにも液体窒素を用いた治療法、レーザー光線の照射による治療法など様々な対処療法が考案されています。
しかしながら、ステロイド注射による治療は定期的な注射が必要になること、進行したもしくは広範囲の症例には向かないなどの不具合もあり、局所的な免疫療法は保険診療適応外となるので高額な自己負担が必要です。
さらに、ステロイドの内服は一定の効果を得られるとのことですが、長期ステロイド剤の服用では副作用の心配があり、
尚且つ内服を中止すると脱毛症状が再度進行してしまうという短所も見られます。
このように各種脱毛症では根本的な治療法が確立されていない状態です。
ヘアータトゥーはこの病気に対処するための一手段として有効だと思います。

 

 

SPJではどのタイプの脱毛症でも対応できますが、やはり自毛がある円形の脱毛症やびまん性のクライアントさんの場合、

短いボウズにしてもらうことが基本となります。

円形やびまん性の方はある程度の自毛があるので、そこにドットを合わせる事でうまくカモフラージュすることができます。

下の画像はびまん性に該当すると思われるSPJのクライアントさんです。

広範囲な脱毛斑が見られるケースだと思いますが、複数回の施術を経ることで非常にきれいな坊主となりました。

 

SPJではカウンセリングの時に適切な毛髪の長さをアドバイスし、より自然な坊主となるようにサポートするかたちです。

 

 

下の画像のようなSPJの汎発性のクライアント様のケースはベースとなる毛髪がないので、基準を設けにくいというポイントも挙げられます。

そのため、SPJでも施術を開始してから60%くらいの完成段階まで来ないと全体の雰囲気を捉えられないことが多いのです。

この点は本人にとっては不安材料となることが多いようですが、次第に全貌が明らかになるにつれて不安も撤廃されます。

この60%の完成度にまで持ってくるまでには最低でも12時間分の施術が必要です。

これは二回から三回の施術に該当し、その後に全体像が見えてくるようなかたちになります。

 


 

また、SPJではドットを作る際に皮膚の張りや質感を重視しています。

SPJでは度重なる経験を重ね、多種多様なタイプの脱毛症に対応できるようになりました。

脱毛症のクライアントさんの場合、ドットを作る時に支障をきたす髪が無い分、打つ時に皮膚を張る行為がしやすいというメリットもあります。

その結果として、きれいなドットがつくりやすいという利点もあるのです。

びまん性の脱毛症の方の場合は幾分毛髪が残っているので、その分突っ張りが効かなくなります。

ゆえに、、打ちづらく皮膚の性質によりドットが入りづらいこともありましたが、

経験を重ねるうちにドットを上手く打つポイントを習得しました。

上の画像のような汎発性のタイプのクライアントさんで、総施術時間 は1824時間が一般的です。   

完成の60%  までに 平均して12時間を要することが多くなります。

そこからは各クライアントさんのご要望に合わせて細部を徐々に進めて行きます。


 

特に、脱毛症のクライアントさんの場合、基準となる毛髪の濃さがわかりづらいので、

インクの定着度合を見極めながら段階的に進めていくことも重要です。

この時間が経たないと判断できないという点から、脱毛症のクライアントさんに対応するときには施術回数が増えるケースも見受けられます。

自然な仕上がりとするためには見る角度や光の反射を考えながらすすめていくことも大切です。

そのほかにも第三者の目で判断してもらう事も有効な対策となります。

脱毛症の方は頭部全体にテカリがあり、より濃さを追求してしまいがちになることもありますが、

やり過ぎると違和感を感じる可能性が出てきてしまいます。

この時に第三者の感想を聞くことで、より自然な仕上がりに持っていくことが可能です。

SPJでは客観的?な視点で適切なドットの濃度を提案し、自然な仕上がりとしています。

 

ヘアータトゥーに関するご質問がございましたら、SPJまで是非ご連絡ください。

 

Web. www.hisjapan.jp
Mail. info@hisjapan.jp
Tel. 050-3561-5000