鳥(仮題) | Jのブログ

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映画とか、たまに好きなこと、好きなように、書いてみるつもりです。

以下、クラファンHPより転載…



※正式タイトルが『鳥(仮)』に決まりました!


プロジェクトの要旨に、 「新作短編映画を作るプロジェクトを応援してください」とお願いしているにも関わらず、皆さまには大変失礼な話ですが、『鳥(仮題)』の内容は公開するまで秘密なのです。

脚本は読みました。長さは約10分(予定)。『鳥(仮題)』というタイトルですが、人間の話のようだった気がします。 ー確か、女と男と女の話… 

すみません、これ以上は書けません。

ル・モンド紙が深田監督を「怒れる監督」と呼びましたが、深田監督の映画では直接的な暴力シーンがあるわけでもなく、直接的な罵倒のセリフがあるわけでもなく、一見日常の何気ないシーンを切り取っただけのように思えます。しかし、本人も「人間が抱える本質的な孤独を家族とか社会的関係性を通じて描きたい」と言っているように、誰もが心の奥底にしまってあるような闇の部分を説明的ではない自然な形であぶりだす作品がほとんどです。また、深田作品全体に通じる演出として、例外的な演出意図がない限り、特に人物を映すときは、絶対にバストショット(胸あたりから頭の先まで入ったサイズ)より寄らないというのがあります。それは、3人称で描くというこだわりからで、ある特定の登場人物の気持ちや感情に同化するような作り方をするのではなく、あくまでカメラは一歩引いたところで、関係性を観客の想像力にゆだねて自由に広げてもらう意図があります。よって物語として結論は出さない… 観客ひとりひとりに考えざるを得ない状況を提供するある意味参加型の映画となっています。

さて、深田監督は、この短編映画でどのような世界を描くのでしょうか、 観てのお楽しみという事で。乞うご期待です!