まさかの肘内障(@_@) | 「鍼灸 光司堂」 院長のブログ

「鍼灸 光司堂」 院長のブログ

臨床奮闘記や趣味、気になることを気楽に書いていくブログです(^O^)

こんにちは、高槻市の鍼灸&整骨 光司堂です

最近、また寒い日が続いてますね

 

 

本日は、えっ?肘内障  お話

 

 

子供が突然泣き出して手首を押さえながら「ここ痛い・・・」と言ってるですが整骨院で診ていただきますか?と電話がありました。

 

詳しく伺ってみると

 

2歳の娘さんが家でゴロゴロしていると、突然泣き出し「どうしたの?」と聞くと左手首を押さえて「ここ痛い」と言う、しかも、左手の手首がダラーンとしていて力が入っていない様子

以前にも同じように手首が痛いと言っていた時があり、その時はしばらく様子を見ていたら

痛いと言わなくなり、普段通り遊びだしたので病院には行かなかったが今回は様子を見ているがいつまでも左手首を押させて動かそうとしないとの事

 

お母さんの目の前でゴロゴロしていて、特に転んだとかぶつけたなどはなく思い当たる事は全くない

 

母親 「家の前が整骨院で今日はお休みで明日まで様子見ていても大丈夫でしょうか?

     通うとなるとタクシーで30分ぐらいかかるので・・・」

 

私  「お子さんの手を引っ張ったり、引っ張られる様な事はありませんでしたか?」

 

母親 「何もしてませんし、突然泣き出しました」

 

私  「左右の手首を見比べてみて、腫れていたり、何か違いがありますか?」

 

母親 「特に違いはありませんし、腫れている様子もありません」

 

私  「万歳はできますか?」

 

母親 「途中まではしますが、きっちり上まで挙げません」

 

私  「考えられるケースとして手首の捻挫・肘内障・肩の脱臼がありますが、お話しを伺っ

    ている限りでは手首の捻挫・肩の脱臼は考えにくいです、年齢的に肘内障が可能

    性としてあります、でも・・・痛いと押さえているのは手首なんですよね?・・・」

 

母親 「はい・・・」

 

私  「肘内障ならすぐ治療できますし何度も通っていただく必要もありません、明日まで

         待っていたら施術し辛くなる可能性があります、遠いとは思いますが診せていただけ

         ませんか?」

 

母親 「わかりました、今から向かいます」

 

30分後、来院してくれましたおねがい

 

来院時はお母さんの言う通り、2歳の女の子は手首を押さえていました

どこ痛いの?と聞くと「ここ痛い・・」と、か細い声で答えてくれます

 

手首、肩、その他も調べましたが特に問題ない・・・

 

肘の脱臼の整復をしたところ、「プチッ」とクリック音がしたので整復できたと思いました

しかし・・・確認の為、万歳してと言っても途中までしかしてくてません・・・肘の脱臼じゃなかったかも・・・と様子を観ていたら、ママ抱っこと両手を高々の挙げてくれました笑い泣き

 

お母さんには、大体の場合 肘の脱臼は引っ張ったりした時になりやすく今回のケースは

珍しいという事と帰ってもまた同じようになる可能性があるので、もしまだ痛がったり、手首を

押さえるような事があれば整形外科に行って頂くように伝えとりあえず終了ウインク

 

※もちろん、今後6歳ぐらいまでなる可能性がありなったら直ぐ近くの整骨院へとも伝えてい

  ます。

 

経験上、何度か肘内障をしていてなりやすいケースはありましたが彼女のようなケースは

初めてでした、また1つ勉強になりました

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大阪府高槻市城北町1-9-4

HP→鍼灸&整骨 光司堂

 072-669-9948

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~