14日に降った雪以来走りに行くことができませんでした。

ダッシュと短いジョギングのみでした。

ジムも行きましたが、続けて行く気にはなれません。

そんな厄介な雪を見て思ったのは、次のブレンドのイメージでした。

それはガツンと苦く深く、どこまでも広く水平に広がる感じです。

雪かきやスキーなどの後に暖房の効いた部屋に戻り、さっきまでのきつい
労働や、滑ってきた急斜面を思い、外の雪を見るそんな時に飲む味です。

設計とイメージとどの豆を使うかまですぐに思いつきイメージの
味もしっかりとあったものの、最初に作ったブレンドがあまりの完成度
と香りにもうその次をやる気を失せ最初の雪見にしました。

その味とは、イメージの最初にガツンと苦いというものとは裏腹に
まず淹れているときの香りが夏の雲のごとく、後から後から
いい香りがモクモクと沸きそれにつつまれ陶然とさせもうそれだけで
夢の国に連れて行ってくれるかのようなものすごい甘くいい香り
に包まれました。

そして、最初のガツンも苦みでなく甘味をまず感じます。

さっきまでのきつい労働や急斜面はこれでもう十分癒され、ふと見上げる
窓の外の雪景色もマッチするでしょう。

次に苦みを感じ、チョコ味が喉から上る香りとともにいつまでも
残るという感じです。

冬は深く強く良い珈琲が飲みたいなあという欲求は誰でもある
ようですが、ただ苦いだけの珈琲はあっても深く、静かにどこまでも
平らに広がるというイメージの珈琲はなかなかありません。

暖房の効いた部屋で一休みする時に、冬のお供に雪見ブレンドを
お楽しみください。