マルセイユタロットの6は「恋愛」のカードです!
三人の人物がいて、空には天使がいます。
愚者のカードから始まって、5番目の法王のカードまでは、人物と背景画が描かれていますが、恋人のカードでは天使が描かれています。
法王のカードの構図は、「(法王に)教えてもらう」なんですが、恋愛のカードは「(天使に)決めてもらう」となります。ただし、天使の弓矢はまだ放たれていませんから、「決めかねている」となります。教えてもらうからすると、一歩進んでいるように見えますね~
でも~、「決めかねている」というのが曲者なんです。何を決めかめているんでしょう?
三人の人物のなかで、中央の人物と右側の人物がカップルのように見えます。図の中では三人いますから手は6本描かれていないといけないはずなんですが、5本しか描かれていません。これは、このカップルの手(青色の服を着た手)が一体化しているからなんです。ちなみに、弓矢の矢の先は一体化した手を狙っているように見えますね!
カップルとして一体化しているのに、弓矢はまだ放たれていないで、「決めかねている」というのは、なんとも矛盾しているような気がしませんか??しかも、中央の男性の靴は左右の女性それぞれを向いていますが、これも左右それぞれに関心があることを指しているんですよ~
なんか、ズル~~い!浮気~~??って、感じますよね~💧
この恋愛のカードなんですが、浮気を意図するときもあるのですが、カップルとしては二人はすでに一体化しているので、この男性が左右どちらかの女性を選ぼうとしている構図ではありません。(そういうように鑑定するときもありますが・・)
どういうことか?というと~
カードの左側に男性のように見える人物は、「悪魔」なんです~😎
悪いセールスに騙されかけているカップルを想像してもらうと、このカードもわかりやすく見えます。
(あなた、だまされちゃうの?やめとくの??)
右側の女性の心の中の声です!
右側の女性の口元はうっすら空いているように見えますが、まだ男性にはなにも話をしていないように見えます。
カップルになると、二人でいろいろなことを決めていかなくてはならなくなります。
デートをする場所を決めたり~、
遊び仲間を決めたり~、
関係が深まれば結婚式の場所を決めたり~
します。
でも、まだきちんと話せないこともあります。
お相手の男性について
(こういう時って、この人、どういうプロセスで決断するんだろう?)って、心の中で自分のなかの考えと照らし合わせるときありませんか?そんなときのカードです!
世の中、良い話ばかりではありませんね!
ときには悪い話もあります。
悪い話って、たいがいウマ~い話に聞こえてきます。
自分がこの三人の登場人物のどれに該当するときなのかによりますが、仮に右側の女性があなただとすると、(この人、どんな対応する人なの~??)となりますね。そして心のなかの悪魔が左側の人物の実像です。
占うテーマにもよりますが、このカードが出た時は「何かを決めようとしている。概ねの方向性は決まっているけれども、何か裏もある」と詠みます。
たとえば、
🔹会社の上司が、部下の自分に不利益な話を勝手に持ち込んで、働くのは自分自身だけだったりして・・
🔹旦那が家族に良かれと勝手に持ち込んできた話。しかも金額が大きかったりして・・
🔹営業課長のあなたが、部下の話を確認すると、部下がビジネスパートナー契約の話を相手と勝手に握ってきて、管理職の自分はどうしたら良いの・・などなど
そんな面倒なお話にはこのカートがよく出てきます!そのように出てきたと判断したら、私は必ず解決のカードを引くように決めています。
例えば、
また、相手の位置にカードを引いて、コインのカードがたくさん出てきたら、金目が裏にあるな!と見ることもできます。ウラが見えると少しは手が打ちやすくなりますね。東洋には陰と陽がありますが、この恋愛のカードにはそんなウラが隠されています。
ちなみに、悪魔の頭には緑色の葉っぱのようなものが描かれています。「悪知恵」なんです!そして、悪魔の手は男性の下半身を狙っているように見えます。反則ですよね~
ウマい話にはウラがある!って、言われているように見えますね😅ウマい話と、しょーもない話は紙一重のときもありますが、悩ましいですよね・・💧
タロットって、楽しいですね!
written by
渋谷にいる占星術師「トレビアンヌ。」