栃木の、シーンを選ばず使える個性的革財布

ラウンドファスナー専門店カインドレザーズです。

 

ラウンドファスナー専門店を名乗っておりますが、、、

今回からトラッカーウォレット制作についてのブログとなります。

2つボタンでかっちりと止める長財布は結構好きなんですよ。

 

持てる技術を全て公開するつもりですので宜しくお願いします。
コメント頂けたら嬉しいです。

 

ゴツい財布も作りますが、今回はルガトショルダーでスッキリ感のあるトラッカーウォレットに仕上げたいと思います。

 

この財布であれば、ビジネスバッグにスッキリ収まります。

 

パーツは少なめです。

右上・・・外革(ルガトショルダー・エクストリームレッド)

右下・・・コインケース

左下・・・フタ部分補強兼ラージポケット

左中・・・カードケース

左上・・・札入れ

ファスナー・・・小銭入れ用(オールドアメリカンユニバーサルタイプ)

 

ブラックのレザーはティーポというレザーを使用しました。

浅草のナカセンというお店のオリジナルレザーです。

 

お手頃価格にもかかわらず、銀面がキレイで高級感もあります。

しかも、カラーバリエーションがかなり多いんです。

 

 

*切り出しのポイント

①外革のカドはR落としでカット。(10Rを使用しました)

②外革以外のカドは直角に切り出し。(後でまとめてR落としでカット予定)

③曲線は奇麗に。(修行あるのみです)

 

 

 

ファスナーのアップ。

オールドアメリカンユニバーサルタイプのゴールドカラー。

オートロックタイプですので、勝手に開かないのが機能美です。

16cm3号のものを仕入れました。

 

ファスナーのテープはコットン製です。

ポリエステル製に比べると少し強度は劣りますが、質感、エイジング感はコットンの方がポリエステルには勝ります。

 

好みでセレクトしたいこだわりポイントですね。

 

 

 

外革です。

ルガトショルダーのトラ目は全てが1点モノです。

同じ模様は存在しないので、あなたの財布はあなただけのレアものになるのです。

 

今回のルガトショルダーは特にトラ目が美しいと思います。

かなりの数のルガトを扱ってきたのですが、1番です。

ラウンドファスナーにも使用しましたが、あっという間に売り切れてしまいました。

 

購入者の方もお目が高い・・・嬉しい限りですが。

 

 

厚みは2.2mm程度です。

トラッカーウォレットには4.0mm厚などの分厚い革が使われますが、カインドレザーズの個性のひとつとして、スッキリ感を出したいのです。

 

ゴツいのがお好みであれば、裏側に1.0mm厚のレザーを貼ってから制作に臨むとよろしいかと思います。

 

 

 

写真がぶれてしまいましたが、コインケースパーツです。

カドは落としていません。ここがポイントです。

 

すべてのパーツの接着後にR落としで一気にカットすると奇麗なカーブを描くことができます。切り出しの技術がまだちょっと・・・というあなたにはお勧めです。

 

中央のファスナー取り付け部分の細長い穴のカットの方法は以前のブログに欠いた通りです。

細長い穴があけられないあなたへ・・・

 

 

本日はここまでです。

切り出しににも様々なやり方があるので、作るアイテム、自分の技量によって使い分けをすることをお勧めします。