タフな戦いが続くツアー・オブ・イラン。

第2ステージも激しいレースとなりました。

 

そうした中でも、KINAN Cycling Teamは前方に選手を送り込み、この先につながる結果を出しています。

 

写真と合わせて第2ステージのレポートをお届けします。

レポートは、10月9日付メディアリリース同文となります。

 

 

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 ツアー・オブ・イラン第2ステージでジャイが10位

トマも第2グループでフィニッシュし総合順位をアップさせる 

9th October 2017

 

●ツアー・オブ・イラン第2ステージ

オルーミーイェ(Urmia)~アラス・フリーゾーン(Aras Free Zone) 209.4km

 

●KINAN Cycling Team出場選手

ジャイ・クロフォード
山本元喜
阿曽圭佑
中西健児
トマ・ルバ

 

イラン北西部を舞台に行われているツアー・オブ・イラン(Tour of Iran)は、10月9日に第2ステージを実施。

前半に形成された先頭集団がそのままステージ優勝を争う形となった。

KINAN Cycling Teamからはジャイ・クロフォードとトマ・ルバが前方でレースを展開し、それぞれ10位と18位でフィニッシュ。

個人総合成績でも好位置につけた。

 

209.4kmと今大会最長のステージは、前半から1級山岳を超える、ハードなコース設定。

フィニッシュ手前約22kmで3級山岳を通過し、そこからは一気のダウンヒル。

登坂力はもとより、スピードも要求される1日だ。

フィニッシュは、アゼルバイジャンとの国境に近いアラス・フリーゾーンに設けられた。

 

KINAN Cycling Teamは、前日の第1ステージでジャイが7位。

スタート直後から激しいアタックの打ち合いだったが、中盤に集団から抜け出すと、そのまま先頭グループでフィニッシュ。

チームとしても上々の出足となった。

 

迎えた第2ステージもスタートからアタックと吸収が繰り返された。

ハイペースの中、KINAN勢も代わる代わる逃げを狙うが、簡単にはリードを許してもらえない。

結局、40km過ぎから始まる1級山岳の上りで集団が割れ、10人以上が先頭グループへ。

1人、また1人と後方から追いつき、頂上を通過する頃には20人を超える集団に変化。

KINAN勢はジャイとトマが入り、勝負どころに備えた。

 

先頭集団でレースを進めるジャイ・クロフォードとトマ・ルバ

 

地元イラン勢が主にコントロールする集団は、着々との後続とのタイム差を広げていく。

やがて後方を走る選手たちは、このステージの完走を目指すグルペット状態に。

山本元喜や阿曽圭佑、中西健児はこの中でフィニッシュを目指した。

 

後続はグルペットでフィニッシュへ。山本元喜と阿曽圭佑が牽引する

 

グルペットの中でフィニッシュを目指す中西健児

 

残り30kmを切ると、先頭集団からアタックする選手が現れるなど、勝負を意識した動きへと変わってゆく。

その状況から、勝負どころの3級山岳に入って4人がリードを開始。

頂上を過ぎ、フィニッシュへ向かう下りでさらにペースを上げ、ジャイとトマが含まれる集団との差を広げていった。

 

下りで追撃を図るトマ・ルバ

 

そのまま4人は、後続に1分15秒差をつけて逃げ切り。

ジャイとトマは集団の中でフィニッシュを迎え、それぞれ10位と18位。

このステージを終えた段階での個人総合成績では、ジャイが首位と39秒差の9位、トマが1分25秒差の17位と、上位進出がうかがえる位置につけた。

また、山本、阿曽、中西も無事にフィニッシュし、次のステージへとつなげている。

 

ステージ5位争いのスプリント。左端にジャイ・クロフォードの姿も見られる

 

終始激しい展開のレースが続くツアー・オブ・イラン。

ここまで人数が絞られた中での勝負が続いている。

10日に行われる第3ステージは、アラス・フリーゾーンからタブリーズまでの155.1km。

スタート直後から上り基調が続き、いったん下って中盤の1級山岳へと入っていく。

フィニッシュ手前10kmには3級山岳が待ち受けるなど、最後まで気を抜くことができないコースに設定されている。

 

 

ツアー・オブ・イラン第2ステージ(209.4km)結果

1 アレクセイ・ヴォロシン(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) 4時間41分2秒

2 ロブ・ルイヒ(ベルギー、タルテレット・アイソレックス) +0秒

3 イリヤ・ダヴィデノク(カザフスタン、タブリーズ シャハルダリチーム) +0秒

4 ジェシー・フィートンビ―(オーストラリア、ドラパック・ペッツベグホリスティック) +0秒

5 テオドール・イェーツ(オーストラリア、ドラパック・ペッツベグホリスティック) +1分15秒

6 ステファン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) +1分15秒

10 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +1分15秒

18 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +1分15秒

40 山本元喜(KINAN Cycling Team) +18分40秒

42 中西健児(KINAN Cycling Team) +18分40秒

59 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +21分2秒

 

個人総合時間賞

1 アレクセイ・ヴォロシン(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) 7時間37分20秒

2 イリヤ・ダヴィデノク(カザフスタン、タブリーズ シャハルダリチーム) +4秒

3 ロブ・ルイヒ(ベルギー、タルテレット・アイソレックス) +4秒

4 ジェシー・フィートンビ―(オーストラリア、ドラパック・ペッツベグホリスティック) +11秒

5 ニキータ・ソコロフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) +35秒

6 エフゲニー・ネポムニャンフシー(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) +37秒

9 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +39秒

17 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +1分25秒

41 山本元喜(KINAN Cycling Team) +18分50秒

42 中西健児(KINAN Cycling Team) +18分50秒

64 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +21分12秒

 

スプリント賞

1 マルコ・ドーツ(オランダ、ベイビーダンプサイクリングチーム) 8 pts

 

山岳賞

1 イリヤ・ダヴィデノク(カザフスタン、タブリーズ シャハルダリチーム) 22 pts

12 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) 1 pts

 

ヤングライダー賞

1 アレクセイ・ヴォロシン(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) 7時間37分20秒

21 中西健児(KINAN Cycling Team) +18分50秒

35 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +21分12秒

 

チーム総合

1 ヴィノ・アスタナモータース 22時間52分47秒

8 KINAN Cycling Team +20分7秒

 

 

●選手コメント

 

・トマ・ルバ

「ペースはとても速いし、出場チームも強力だ。その中でどれだけ戦えるかを意識している。今日は16km地点で逃げグループを形成するチャンスがあったが、上手くいかなかった。結果的に、レースをコントロールしたイラン勢の動きを見ながら第2ステージを終えた。

 

ステージレースは毎日何が起こるか分からない。連戦ゆえ、正直なところ疲れは感じているが、今日の結果を残りのステージにつなげられたらと考えている」

 

出走サインを行うトマ・ルバ

 

 

【Gallery】​​​​​​​

 

出走サインを行う山本元喜

 

出走サインを行う阿曽圭佑

 

出走サインを行うジャイ・クロフォード

 

出走サインを行う中西健児

 

レースガイドに記されたコースをチェックするジャイ・クロフォードと阿曽圭佑

 

スタート前の中西健児。前日の落車の影響はなくレースに臨んだ

 

レース序盤、逃げのチャンスをうかがう山本元喜

 

逃げを狙って集団からアタックする阿曽圭佑

 

毎日ハイペースでレースが繰り広げられるツアー・オブ・イラン。集団が縦長で進む

 

レース序盤に一時先頭に立ったトマ・ルバ

 

集団内で前後して走る中西健児と阿曽圭佑

 

山岳地帯をゆくプロトン

 

あまりのハイスピードと強い風にエシュロンを組んで進む先頭集団

 

フィードゾーンで選手を待つ藤間雅己マッサー

 

広野を進むプロトン

 

 

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU

 

メディアリリースのダウンロード

20171009ToI_st2_.pdf