フランス遠征中の選手たちが出場している、ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール(UCIヨーロッパツアー2.2)は、現地時間4月14日に第3ステージが行われました。

チームの戦いの様子を写真と合わせてレポートします。

 

以下内容は、チームが配信するメディアリリースからの抜粋となります。

 

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KINAN Cycling Team出場 ツール・ドゥ・ロワール==シェール

悪路の洗礼を受けるも残すステージへの収穫ある走り

14th April 2017

 

●ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール(Tour du Loir-et-Cher)

第3ステージ サヴィニー=シュル=ブレイ~ヴァンドーム 211km

 

●KINAN Cycling Team出場選手

山本元喜

椿大志

阿曽圭佑

中西健児

野中竜馬

雨乞竜己

 

UCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチーム、KINAN Cycling Teamが出場しているツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール(Tour du Loir-et-Cher、UCIヨーロッパツアー2.2)は現地時間4月14日、第3ステージが行われた。

繰り返し訪れるアップダウンに加え、最終盤の周回コースでは未舗装の急坂も登場。

選手たちは悪戦苦闘しながらも、次につながる収穫ある走りを見せた。

チーム最上位は、椿大志の53位となっている。

 

スタート前にチーム紹介に臨む選手たち。左から椿、野中、山本、中西、阿曽、雨乞

 

大会は3日目を迎えたが、このステージレースの風物詩ともいえる強風や悪天候には、いまのところ見舞われていない。

この日も晴天で、風も穏やか。

一方で、コースレイアウトは細かなアップダウンが続いており、レース距離も211kmと今大会最長だ。

KINAN Cycling Teamは椿のほか、山本元喜、阿曽圭佑、中西健児、野中竜馬、雨乞竜己の6人がスタートラインについた。

 

スタートラインについた阿曽圭佑

 

スタートを待つ中西健児

 

スタート直後の山本元喜

 

スタート早々に飛び出した5人がリードしてレースは進行。

KINAN勢は逃げを狙って前方にポジショニングを図ったが、逃げに加わるには至らず、メイン集団から次なる展開に備えた。

 

集団のペースアップに対応する阿曽圭佑

 

集団の中ほどを走る中西健児

 

集団内でレースを進めた山本元喜

 

雨乞竜己も集団内で重要な局面に備える

 

密集する集団内で走る阿曽圭佑

 

メイン集団前方を固める有力チームが、逃げグループとのタイム差をコントロールしながら進むが、集団内でのポジション争いはこの日も激しい。

極めつけは、周回コースに含まれる急坂と未舗装区間、そしてトリッキーなコーナーが連続するヴァンドーム市街地。

やはり、周回コースに入ってメイン集団は崩壊。

集団後方に位置すると自然と脱落を余儀なくされる状況に、KINAN勢は苦しめられた。

 

そんな中で、粘りを見せたのが椿。

メイン集団を捕まえた後も先頭グループで走り続け、そのままラスト1周の鐘を聞いた。

最終周回は、フィニッシュに向けてスピードの上がった集団内で、後方から難所への突入を強いられ、ステージ優勝争いからは後退。

結果的にトップから50秒差でのフィニッシュだったが、チーム最上位となり総合ジャンプアップも視野に入る形で終えている。

 

チーム最上位の53位でフィニッシュする椿大志

 

なお、ステージ優勝は7人によるスプリントを制した、アルヴィド・デクレイン選手(オランダ、ベイビーダンプサイクリングチーム)だった。

 

KINAN Cycling Teamは椿以降、阿曽、野中、山本、中西と続いたが、雨乞が終盤のサーキットを1周回残して除外となりリタイア扱いに。

しかし、同時にコース除外となった数名の選手が完走として扱われていることから、雨乞の第4ステージ以降の出走について、チームはオーガナイザーへの確認を求める構えだ。

 

フィニッシュする阿曽圭佑

 

フィニッシュする野中竜馬

 

グルペットでステージを終えた山本元喜

 

中西健児もグルペットで第3ステージを終えた

 

4月15日に行われる第5ステージは、モントリシャールを発着とする142.5km。

再びアップダウンが繰り返されるコースでの戦いが待ち受ける。KINAN Cycling Teamは引き続き、逃げや終盤での仕掛けなどを狙ってのトライを続けていく。

 

 

ツール・ドゥ・ロワール==シェール第3ステージ(211km)結果

1 アルヴィド・デクレイン(オランダ、ベイビーダンプサイクリングチーム) 5時間3分41秒

2 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チーム ヴェロコンセプト) +0秒

3 パトリック・クラウセン(デンマーク、リワルプラットフォームサイクリングチーム) 

4 オーガスト・イェンセン(ノルウェー、チーム コープ)

5 ニコライ・ニールセン(デンマーク、リワルプラットフォームサイクリングチーム)

6 ティーメン・エイシング(オランダ、メテック・Tkh)

53 椿大志(KINAN Cycling Team) +50秒

89 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +2分48秒

109 野中竜馬(KINAN Cycling Team) +5分24秒

124 山本元喜(KINAN Cycling Team) +7分0秒

140 中西健児(KINAN Cycling Team)

DNF 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) 

 

個人総合時間賞

1 ダミアン・ショー(アイルランド、アンポスト・チェーンリアクション) 12時間54分44秒

2 ジョーイ・ファンリー(オランダ、デストリ・ジョーピールスサイクリングチーム) +10秒

3 ニクラス・ペデルセン(デンマーク、チーム ジャイアント・カステリ) +16秒

4 トーマス・ロストラン(フランス、アーミー・ド・テレ) +21秒

5 アルヴィド・デクレイン(オランダ、ベイビーダンプサイクリングチーム) +34秒

6 ブラム・ノルテン(オランダ、モンキータウンコンチネンタルチーム) +37秒

56 椿大志(KINAN Cycling Team) +1分34秒

130 山本元喜(KINAN Cycling Team) +7分44秒

135 中西健児(KINAN Cycling Team)

139 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +9分6秒

147 野中竜馬(KINAN Cycling Team)+11分42秒

 

チーム総合時間賞

1 ベイビーダンプサイクリングチーム 38時間45分52秒

23 KINAN Cycling Team +9分34秒

 

 

●選手コメント

 

・椿大志

「第2ステージが出入りの激しい展開だったので、今日はリーダーチームを中心に同様の流れを嫌うのではないかと予想していた。早めに仕掛けてみたものの上手くいかず、その次に行った選手たちが結果的に逃げを決めたので、その点での悔しさはある。逃げが行ってからは、ひたすら脚をためて次の展開を待った。

 

ここへきて、第1ステージで起こったような集団内での混乱は落ち着いてきている印象。とはいえ、サーキットの最終周回になれば位置取りが激しくなる。今日は最後尾でサーキットに入ってしまい、少しずつポジションを上げて先頭に食らいついたが、最後の1周回で遅れてしまった。

 

調子はよいので、明日こそは攻め切りたい。アップダウンの方がチャンスがあると思うし、明日のステージは狙える場面がきっと訪れると思う」

 

加藤康則ゼネラルマネージャーとコース確認を行う椿大志

 

・阿曽圭佑

「集団の最後尾からサーキットの登坂区間に入ってしまったことで、何とかポジションを上げたものの中切れもあって集団前方まで行くことはできなかった。上りの入口を把握できていなかったことが要因。中切れを埋めるように前に前にと進んで、集団前方が見えるところまで上がっていけたが、そこからさらに前へというのは難しかった。正直上りはきつかったが、しっかり踏めていたので調子のよさを実感しているし、集団内でのポジショニングさえできていれば、もっと上の順位は狙える感覚はあった。

 

明日は荒天で風が強くなる可能性が高いと聞いている。強風の中でどう走るかが僕の課題でもあるので、レースでは風を読んで、中切れに合わないよう事前にコースをしっかり把握して走らないといけないと思っている」

 

レースを振り返る阿曽圭佑。砂まみれの表情がレースの過酷さを物語る

 

 

【Gallery】

 

加藤康則ゼネラルマネージャーとコース確認を行う山本元喜

 

チームカーから沿道の声援に応える

 

顔についた砂を拭いてもらう中西健児。未舗装区間は砂が舞う中での走行となった

 

阿曽圭佑はこの日が25歳の誕生日。ディナーの席でお祝い

 

4月14日は阿曽圭佑選手25歳の誕生日。 滞在先のホテルで盛大にお祝いとなりました! #KINANCyclingTeam #goKINANguys #Happybirthday

KINAN Cycling Teamさんの投稿 2017年4月14日

サプライズパーティの様子はこちらから!

 

 

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU