ウクライナのISIL: ユーラシアに解き放たれたアメリカの“混乱の手先”
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/isil-a04a.html
いわゆる
イラクとシリアのイスラム国(ISIS)/
イラクとレバントのイスラム国 (ISIL) /
「イスラム国」(IS) /
アル・ダウラ・アル・イスラミヤ・フィ・イラク・ワ・アッシャーム(DAISH/DAESH)
は、ユーロマイダン後のウクライナで活動しているのだろうか?
答えは、はっきりしない。
言い換えれば、答えは、イエスでもあり、ノーでもある。
繰り返すが、ISIS/ISIL/IS/DAISH/DAESHとは一体何だろう?
その前身、アルカイダ同様、緩やかに結びついた民兵集団だ。
このネットワークには、シリアとイラクでも戦っているカフカス出身集団が含まれている。
今や、彼らはウクライナにも入り込み、ヨーロッパへの踏み石として利用しているのだ。
混乱の手先と、ユーラシアの戦争
ウクライナ、シリア、イラク、リビアと、イエメンにおける紛争、いずれも、アメリカとその同盟諸国がしかけている多次元戦争の前線だ。
この多次元戦争は、ユーラシア包囲を狙ったものだ。
中国、イランと、ロシアが主な標的だ。
アメリカには、これらの国々を壊滅させる為の一連の作戦もある。
イランが最初で、次がロシアで、中国はこの“ユーラシア三国協商”を構成するユーラシア・セット最後の標的だ。
テヘランとモスクワは、ワシントンにとって目先の標的なので、ウクライナ、シリア、イラク、リビアと、イエメンの紛争が、イランとロシアの国境近くで起きているのは偶然ではない。
同じような形で、ウクライナ、シリア、イラク、リビアと、イエメンの紛争、“混乱の手先”として解き放たれた暴力的な連中、人種差別主義者、外国人嫌いや、宗派的勢力と本性がつながっているのだ。
2014年9月10日、ニューズウイーク誌に“進んで‘ISIS風’戦争犯罪を行っているウクライナ民族主義者達”という見出しの記事が載ったのは単なる偶然ではない。[1]
このマスコミが知っていようといまいと、ウクライナの国粋主義、右派セクター民兵であれ、シリアやイラクのアル・ヌスラやISIS/ISIL/IS/DAISH/DAESHという首をはねる暴力団であれ、こうした常軌を逸した勢力は、皆同じご主人に仕えている。
こうした混乱の手先どもは、ユーラシア統合や、アメリカの指図から“自由な世界秩序を妨害すべく”、様々な積極的混沌の波を解き放っている。
ユーラシアにまき散らされつつある“積極的混沌”は、最終的にはインドで猛威を振るうことになる。
もしニュー・デリーが、自分達は手を付けられないで済むと考えているなら、それは愚かな過ちだ。
全く同じ混乱の手先が、インドをも苦しめるだろう。
インドも、中国、イランやロシア同様、標的だ。
奇妙な同盟: ISIL/DAESHと、ウクライナ国粋主義者との同盟?
様々な混乱の手先が緩やかに連帯しているのも驚くべきことではない。
連中は同一のご主人に仕えており、同一の敵があり、その一つがロシア連邦なのだ。
1999年から、2000年の間に、チェチェンの首都がロシア軍の手に落ちた後、ムナーエフと彼の仲間は山岳地帯に退避した。
そこから2005年まで戦い続けたが、彼は重傷を負い、治療の為、ヨーロッパに行った。
ムナーエフは、2014年まで、デンマークで暮らしていた。
そこで、ウクライナで戦争が起き、再度、ロシア人と戦う時がやってきたと彼は判断したのだ。”[7]
アメリカとEUが対ロシアで戦う戦士達をいかに支援しているかをまざまざと示す上記は重要な文章だ。
アメリカとEUでは、
デンマークがイサ・ムナーエフに避難先を提供したことは問題とされないが、
ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の兵士に対するモスクワの支援とされるものには犯罪というレッテルが貼られる。
一体なぜ二重基準をつかうのだろう?
一体なぜ、アメリカやEUやNATOなら、世界の他の場所で分離運動や民兵を支援して良く、
他の国が同じことをすると批判され、禁止されるのだろう?
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政府筋と密接なコネをもっていたかに見える(少なくとも自民党関係者や元幹部将校とお知り合いだった)若い軍事オタク氏、シリアにでかけて、惨事になった。
この文書を読むと、そうした方々、次はウクライナにでかけるのかも知れない。
無責任な共犯者、大本営広報部・大政翼賛会報道を見る限り、属国軍が、宗主国のお先棒をかつがされ、無辜の人々の殺害にでかけること自体は100%規定事実だろう。
何もできない素人としては、一体どのようなシナリオで、侵略戦争への兵站支援なり、直接派兵なりを粛々とすすめてゆくのかにのみ関心がある。
茶番にきまっているけれど。
「具体的な時間と、場所、相手」だけ、思案しているだけかも知れない。
日本の周辺に限ず、世界のどこでもよいのだから、シナリオ作成する連中も楽だろう。
ずるずるとひきこまれるのだろうか?
それとも、お隣に、「新たな真珠湾攻撃」をするのだろうか?
宗主国とは違って、9/11の様に、時間も金もかけた壮大演し物をやる必要はないだろう。
国柄にあった、チャチな三文芝居で十分だろう。
政府ご指定の歴史学者氏には陰謀論批判本がある。
興味皆無で、手にとって見たこともないが、読んだ方の感想を知りたいもの。
ネット巨大書店では賛否両論。
といっても反対派ごく少数。
読者から下記コメントを頂いた。
全く同じ意見。
徴兵され、派兵された父親に、「どうして戦争に反対しなかったの」と子供時代聞いたことがなつかしい。
やがて、同じことを聞かれ、攻められることになるのだろう。
無謀な戦争反対などできないよう「犯罪組織に完全包囲・洗脳されてしまうのだ」ということ、今ならわかる。
職場や行く先々で「朝から晩までインチキイカサマ報道とバカ番組を垂れ流すテレビ・大新聞を見るの読むのをいい加減やめよう」とせめてやれる事として、言い続けています。
もはやどうでもよい些細な事実を含めて、報道するすべてが、肝心な事を覆い隠すための、120%の「嘘」に満ちた、キチガイ政権の召し使いたる完全な犯罪組織と化したマスゴミをなぜ、身の周りから当たり前の行為として排除としないのか?出来ないのか?ほとんどすべての国民が狂ってしまったのでしょうか?
意見が近い友人も「そう思っても、人には言えない」という。
まともな意見をいうと変人扱されるのだと。
それで、小生も、幼なじみの飲み会には決して行かない。
変人扱されてもかまわないが、話がまったく通じないのだ。
大学生にすぐれた首相の名前を上げるアンケートをとったところ、トンデモ首相二人が上位だったという。
本当だろうか?「知っている首相の名前」ならわかるが。
森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』そのままの現象。下記は145ページから。
高等教育をどのように改革して、どのように才能の優れた官僚、会社員、文化人が育てられたとしても、政治家の質が悪ければ、その国は尊敬されることはない。
しかもこれからの時代は、家庭教育は両親でなくテレビ局によって行なわれる。
日本のテレビ番組は視聴率極大の原理によってつくられ、極めて娯楽的-しかも品の悪い-である。
そのような状態の下で、立派な政治教育が、今後日本で行なわれるとは考えられ難い。
日本人、大本営広報部の激烈な洗脳で、極端に劣化したのだろうか。