1977年(S52)10月10日体育の日の出来事です・・
9月に「憎みきれないろくでなし」をリリースしてヒットしていた時代です
その日は「NHK~お笑いオンステージ
私たちは101スタジオに入れてもらい、端の方で観ていました。
ひな壇には顔見知りのジュリーの追っかけのファンの人達がいっぱい座っていました
そしてジュリーの収録の場面終了。
みんな一斉にジュリーのあとを追いかけるように、スタジオの入り口から出て~ジュリーの後ろをぞろぞろと移動
少し広いロビーまで出た所~
突然ジュリーがみんなの方を振り向き
「こら~!おまえら」って怒鳴ったんです
みんな(15人位)は一斉に雲のこを散らすように放射線状に散らばりました。
「とまれ~」
そのジュリーの言葉でみんながピタッととまり~
そこから延々と10分以上お説教が続いたのです・・
「おまえら~失礼やないか、なんだいったい
俺の収録が終わってーすぐ出てくるなんて~他の人の気
番組を作っている人達はどう思うんだ」
あと覚えてるフレーズは
「俺はいいかげんに歌を歌ってるんじゃない、歌に命賭けてるんや
いつ死んでもいいと思っとるんや」
「それがお前たちはなんだ ファンだからなんでも許されると思ったら大間違いだ
人間として普通の一般的な常識を持って行動したらどうだ」
あの広いロビーでジュリーの声が響きます
みんな放送関係者などすれ違ってジュリーを見ながら通り過ぎていきます。
それにも全く関係なく・・ジュリーのお説教は延々と続きます・・
私はこんな時はあんまり顔を覚えてもらいたくないけど、時々斜め45度下を向いたりしたけど、熱弁するジュリーを見ていました。
他のファンも同じだったと思うけど、下を向いていて時々ジュリーをチラッと見ていました。
後日談ですけれど、NHKに勤めていたジュリ友さんに聞いたら、この事があってから(このお話しはかなり有名になったとか)番組の収録中はスタジオから出られないようになったという事です、そうなんだ~
あと覚えているのは後日~ ジュリーの運転手兼付き人の三○さんにこの話しをしたところ
「へぇ~歌に命を懸けているそんなこと言ったんだ、へぇ~カッコいい
」とな~んて言ってました
今から42年前
「勝手にしやがれ」で歌謡大賞をとる1ヶ月前の出来事でした・・・