有閑マダムの密かな美容 | 不思議戦隊★キンザザ

有閑マダムの密かな美容

以前コメントで「マダムの美容について伺いたい」という奇特なリクエストをいただいた。このようなブログにあって何故美容が気になったのかというと「ときおり写るエナメルの色が大人っぽい」ということだそうだ。
マダムはこのコメントに狂喜した。なぜなら爪だけは結構大事に手入れしている箇所だからである。顔面や髪質はどうにもならないので取り敢えず磨けばどうにかなる爪をピンポイントで愛でている。
エナメルは10代のときから欠かしたことがないのでマジで年季が入っている。いやあ、敏感なひとは気付いてくれるもんだなあ、と思った。

 

唯一のベージュ系

 

ということで、えーと、今回はマダムのエナメル愛を紹介してみる。でもなー、あんまり書くことないんで写真多めだ。男子たち(なぜか男性読者が多い気がする)には詰まらんかもしれんが、まあ、たまにはこういうのもアリってことで。

 

大人っぽい赤レンガ色

 

ではえーと、お手入れについて。爪は切り過ぎず白い部分が5ミリ程度に揃えてある。マダムの好みは凶器のようにもっと長い爪なのだが、これ以上伸ばすと折れやすくなってしまうので、日常生活に支障が出ないこれくらいがマダムには尋常な長さである。日々折れないよう気を付けてはいるが、やっぱり折れる。折れるときは折れる。

 

浅緋(あさあけ)っぽい色、すごく好き

 

塗り直しは週に一回、土曜日の夜か日曜日の午前中である。エナメルを落とし、爪が伸びていたら風呂上りに切ってエメリーボードで整えてバッファーで磨く。いたって普通の処理である。

 

青みがかったラベンダー色

 

エナメルのカラーは薄い色より断然濃い色が好きである。塗ってるか塗ってないかわからん色はワクワクしない。でもたまにピンクな気分のときもある。男子たちよ、これが女心ってやつだぞ!中年だけどな。

 

白っぽく見えるけどパールピンク

 

ヴィンテージピンク

 

一時期は自分でラインストーン載せたりシール張ったりフレンチネイルにしてみたりドロップネイルにハマったりしたが、中年なのでいまは色だけで勝負している。決して面倒になったワケではない。

 

迫力あるローズ色

 

品よく見える紅色

 

マダムはベースコートもトップコートも塗らない。そんなことしなくても気を付けていれば一週間持つ。かすれたり剥げたりしたらもう一回塗ればよいのだ!

 

グレーがかったモーヴ色

 

一番好きなメーカーはRIMMEL LONDON。スモーキーな色がマダム好み。

 

スモーキーブラウン

 

ブルージーン色

 

量が多くて飽きてきたら途中で別の色を混ぜちゃう。固くなったら薄め液でゆるめる。薄め液を使い過ぎると乾きにくくなるので注意。

 

カーキ系も好き

 

濃い色は二度塗り、薄い色は三度塗りで完成。重ね塗りは完全に乾いてから塗るのがポイント。

 

モスグリーン、大好き

 

乾燥は大敵なので乳液(ハンドクリーム)は洗面所とキッチンに常備。会社でも机に常備。手を洗ったらすぐに乳液を塗るようにしている。すげー昔、飲食系のバイトをしていたときは主婦湿疹(?)がひどく、かゆくて寝てる間に掻きむしって起きたら血だらけ、みたいなことになってたけど、もうそんな地獄はいやだ。

 

ザーネは塗った後のべたつきがないから好き

 

以上。だけというのもアレなので化粧品も紹介してみる。20代の頃は化粧品、特に基礎化粧品が大好きで、新しいアイテムが出たらアットコスメを参考にしてあれこれ買って試していた。各メーカーが出すコフレも毎回いくつか購入し、いらんポーチばっかり増えていった。
そうやっていろいろ試した結果、一番自分にしっくりくるものが分かってくる。というか、数打ちゃ当たる的な結果ではあるけれども、現在使用しているアイテムに落ち着いた。よほどのことがない限り変えることはないと思われる。それほど惚れているアイテムたちである。

 

まずは基礎化粧品。クレンジングと洗顔は無難にファンケル。良くも悪くもないが不満は感じないのでいまのところ良し。安いし。

 

悪くない

 

化粧水は花王ソフィーナの「ソフィーナボーテ とてもしっとり」、乳液はシスレーの「エコロジカルコムパウンド」、クリームもシスレーの「コンフォールベルベットクリーム」がマダムの三種の神器である。

 

エコロジカルコムパウンドとは添い遂げる予定

 

化粧水で大事なのは保湿である。そんで、違和感なく一番しっとりするのが花王ソフィーナだったのである。ボーテの前はやっぱり花王のライズを使っていた。50代になったらグレースに移るつもりである。花王なんて地味だと思ってたけど、使ってみるとマダムの肌にドンピシャマッチし、どんな肌状態のときでも赤くなったりしみたりすることは一度もない。
そしてシスレーのエコロジカルコムパウンドは神アイテムである。20代後半から愛用しているが、エコロジカルコムパウンドも肌の調子に関係なく、いつも同じ使い心地で安心して使用出来る。これだけは手放せない。

クリームはさっぱり系よりこってり系。肌の調子によって使用量を調節する。保湿をしっかりとホールドしてくれるベルベットクリームの実力は、塗った直後より翌朝の洗顔後に実感できる。

 

シスレーでお気に入りのアイテムはもう一品ある。「フィトブランバフアンドウォッシュ」である。夏の朝洗顔に使用。スクラブなのに全く刺激がないという、こちらも驚くべき神アイテム。洗顔後は突っ張ることも乾くこともなくツルッツル。

ちなみに冬の洗顔はぬるま湯のみ。

 

週2~3回って書いてあるけど毎日使用

 

欠点のないシスレーの唯一の欠点は値段である。むっちゃ高いのだ。フランス製なのでフランスで購入すれば多少は安いけど、それでも高い。でもこの使い心地はもう手放せない。という禁断のメーカーである。まあ、購入すると何かしら試供品くれるからいいや。ポイントも付くし。

 

ミニコムパウンドはポイントでゲット

 

ところでこのシスレー、フランスのドルナノ一族(旧伯爵家)のファミリー企業で先祖を辿るとユベール・ドルナノ元帥に行き着く。ドルナノ元帥はマリア=ヴァフレスカという貴族令嬢と結婚している。マリア=ヴァフレスカ、どっかで聞いたことある名だ・・・。あっ、ナポレオンがポーランドでこさえた愛人だ!ってことで、何気にナポレオンとうっすら繋がっている(実際には全然繋がってない)ところも気に入っている。

 

スペシャルケアとして週二回ほどコスメデコルテの「AQマッサージクリーム」でフェイスマッサージ。

 

香りとテキスチャーがサイコー

 

マッサージクリームはずっとコスメデコルテを愛用しており、フェイシャル→フューチャーサイエンス→バイタルサイエンス→AQMW→AQと徐々にランクアップしてきた。ランクアップというと聞こえはいいが、歳を喰って肌が衰えてきたという証拠である。

 

下地、ファウンデーション、アイシャドウはコスメデコルテ、口紅はシスレーで以上だ。必要最小限である。チークもつけないし化粧直しもしない。マダムの基本は基礎化粧だからだ。ただし美白に興味なし。

 

化粧アイテムはこれだけ

 

さて、指先を整えてお化粧して完成と思ったら大間違いである。最後に最も大切なもの。そう、香水である。マダム愛用の香水は2種類、ロリータ・レンピカとロメオ・ジリである。一年通してだいたいロリータ・レンピカだけど甘すぎるので夏だけはロメオ・ジリにチェンジ。レンピカは発売当初からのユーザーだが、ムッシューに言わせると「練りケシ」の香りだそうだ。なんでだよ。

レンピカは「少女の夢」をイメージした香り、ロメオ・ジリは「ロミオとジュリエット」のイメージである。どちらも反吐が出るほどロマンティックなフローラル系で大好きだ。

 

アトマイザーは無印良品

 

香水を装備したらマダムの武装は完成だ!おしゃれは武装だ!背筋を伸ばして前を見据えて大股で歩こう!いくら頑張って武装しても姿勢が悪いとなにもかも台無しだ。

 

コスメの話に戻ろう。20代前半の頃のマダムはジプシーであった。あれこれと手を出してみるが「これだ!」というアイテムに出会わない。しかしその中でもメーカーによって「合う、合わない」が見えてきたワケだ。化粧品は試してナンボであると思った。花王もシスレーもまさか自分が愛用することになろうとは思わなかったメーカーである。
いろいろ試す中で意外だったのは、自然派をウリにしているメーカーの商品がことごとくダメだったことである。全く機能しないか、キツイかのどちらかなのである。カモミールの手作り化粧水もキツくてダメだった。当たり前だけど安すぎる商品もダメだということも分かった。

 

マダムは声を大にして言いたい。若い頃から高い化粧品を使うのは肌を甘やかすというのは嘘っぱちだということを。
基礎化粧品こそ、値段と品質が正しく比例している唯一の商品なのである。



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