ボン珍2017 これぞテロワール  | 不思議戦隊★キンザザ

ボン珍2017 これぞテロワール 

6日目。はえーなあ。もう6日経っちゃったか。明日にはお別れなんだなあ・・・といった感傷はまだ持たず、今日も元気に朝ごはん。テーブルには昨日エルベが作ったコンフィチュールがサーブされている。わーい。味見味見。まずはリュバーブをいただこう。ちょっと酸味がある感じ。甘いのが苦手なひとにいいかも。

 

塗るのではなく乗せるのです

 

もちろんフランボワーズも食べちゃう。見てよ!この艶!宝石みたいじゃない?

 

かじりかけですいません

 

う~~~~ん、美味しいよーーー!と一気食いしたら外で一服。

 

今日も晴れそう

 

今日は朝からドライブである。ちょっと遠出になるので早めに出かける。どこへ出かけるのかというとブドウ畑である。みなさんご存知のようにフランスはワイン大国、日本の地酒のごとく地方ごとに地ワインがあるのである。同じブドウ種でも育つ環境が違うと味が変わる。その土地の土壌や気候といった自然から享受する育成環境、これをテロワールという。いま調べた。さてル・ピュイから南に向かってドライブすること約2時間、なにやら景色が変わってきた。

 

山の斜面がブドウ畑

 

ここはローヌ川沿いのタン・レルミタージュ(Tain-l'Hermitage)地域圏で、フランスでは最も古いワインの産地である。四大文明の発展に川が重要だったように、芳醇なワインにも川は必要不可欠なのである。あ、あと皮製品にも川は必要だよね。ローヌ川沿いにルイ・ヴィトンのデカい工場があったぞ。見た目は普通の工場っぽいので例のマークがないとLVだと分からない。
駐車場に車を止めて外へ出るとセミの鳴き声が聞こえてくる。ル・ピュイではセミの鳴き声はただの一度も聞こえなかったのに。フランスではセミは南仏の昆虫だそうで、それほど南に下ったということか。そして暑い。ル・ピュイより暑いぞ。
ブドウ畑を目指して歩く道すがら、大きな桑の木があって桑の実がぶりんぶりんに生ってた。「これは何の木だろう?」とエルベが言うので「桑の木です。葉はシルクの材料となる蚕の食料です」と桑の実を食べながら日本語とフランス語のちゃんぽんで説明を試みたが、ちゃんと伝わったかどうか怪しい。

 

本気で暑い

 

住宅街を抜けると目の前の山が一面ブドウ畑である。

 

これ全部ブドウ

 

どこまでもブドウ

 

シャプティエのブドウ畑

 

ブドウ畑の上に小さな教会

 

すっげーーー!!こんな風景は初めて見たよ!ブドウ畑の間の小道を登る。このあたりのブドウ畑はローマ時代から続いているという話であった。

 

誰もいないけど水やりとかどうなってんだろう

 

これ全部ブドウか~

 

なぜか懐かしい気持ちがする

 

バトンにもワイナリーの名前が

 

どこまでも続くブドウ畑

 

緩やかな山の斜面にブドウの木が整然と並んでいる。葉は青々としており、すでに小さなブドウが生っている。蔓の誘引など全て手作業とのことであった。だからかどうか知らないが「この畑(Chapoutier)のワインは高いんだよ」とエルベが妬ましそうに言う。そうか~、高いのか~。一回くらい高いワインを飲んでみたいもんだけど、それはもっと年をとってからの楽しみにしておこう。

 

ああっ、なんて可愛いの!

 

有機農法なのかー

 

裾野に広がる街が絵画のようだ

 

よし!次回はブドウ狩りに挑戦だ!(希望)

 

ブドウ畑の中腹で引き返して駐車場へ戻る。途中に公園があったので、そこでデジュネすることになった。え、もうお昼?

 

石垣が異国情緒たっぷり

 

全てが一期一会

 

フロマージュとジャンボンを挟んだだけの簡単なバゲットサンドが美味い。フランス産のフロマージュとフランス産のジャンボン、そして野外というロケーションが美味さの秘訣だ。これが案外喰いごたえがありすぎて、完食したら腹がパンパンになってしまった。まあ、いつものことだけどな。
 

フランスのジャンボンは厚くてデカい

 

ロワール川に沿ってドライブ

 

昼飯喰って一休みしたら、次のターゲットに移動する。いざ、ショコラの楽園へ!



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