2014年7月6日。梅雨の合間の良い天気に恵まれて、スモーカーの祭典、「大煙会」が開催された。
有志の方々によって開催される、喫い手による喫い手のための、夏のお祭りである。
場所は昨年と同じく東銀座の「カフェ・ジュリエ」を貸切で。

この「大煙会」はパイプはもちろんのこと、葉巻、シーシャ、手巻きタバコなどジャンルが広い。
「喫煙を楽しもう!」がテーマだけあって、来場者の方々の手には葉巻、パイプ、手巻きタバコなどなど...バラエティ豊かである。
そして皆さんそれぞれに、それぞれの煙を楽しみつつ過ごされていたのであった。

むろん、メーカーさんやショップ、作家さんもブースを構えている。
「柘製作所」さん
パイプタバコ、シャグタバコの試喫もできたりで実にフレンドリー。
商いというよりは一緒になって楽しまれていたような感じであった。


自由が丘「いづみや」さん
7月25日まで改装の為、お店はお休み中。
ブースにはRYO、シガー、パイプタバコ、電子タバコ等々、大煙会にふさわしい多種多様なタバコ達がワンサカ。
パイプタバコはAnno、Samuel Gawithの今年の限定タバコもあったり。
改装後はパイプ関連も強化されるとのことで、7/26が楽しみ!

シーシャで有名な三鷹の「アンタレス」さん
大きなシーシャーでポコリプカリと、水タバコを試喫。
クールで香り高く華やかで甘い煙は、まさに「一服の涼」

毎度おなじみ「北欧」さん
タバコグッズの他にライヨールのナイフ、スキットルなど、男のアイテムが目を惹く。
これがまたお買い得な価格でのご提供とあって、買い求めたグッズを手にニマニマとされている方が多かった!

もちろんパイプ作家さんのブースもありました。
「角純」でお馴染みの「佐藤純雄」氏
製作途中のパイプの展示。堆朱を見事に使い、恐らくは漆で仕上げられるであろうパイプ達。
出てしまった疵を漆で埋めるという工程を初めて見た。


「TATU PIPE」の「但馬達生」氏
いつもトリッキーなパイプが数本あって、来場者を楽しませてくれる氏の今回のパイプは比較的おとなしめ。
最近よく目にする「リバース・キャラバシュ」構造の作品も展示販売されていた。

「GAJIN」こと「早船雅人」氏も

そして講習会の数々...
手巻きタバコ講習会
「手巻き道」を極めしtomokazu氏を講師に迎え、わかりやすく楽しい講習会。

「天に選ばれし不器用」な私は、これまた手巻きの魔女に「巻いてもらって」ウマい一服を堪能したわけで...(・・。)ゞ

パイプ講習会
浦和の名物講師の語りは健在!
ハードルが高いと思われがちなパイプ喫煙も、この先達の大煙突に教われば、「パイプはとても身近で手軽」と思えてしまう。
それがまた良いのである。

その他にも...
スナッフ

煙管

シガー

と、ほぼ喫煙全般にわたる講習会は、これから「やってみようか!」という方々の興味を大いに沸きたて、「決して難しくはないんだよ、楽しもうよ!」というメッセージを伝えるに十分であったと思う。
そして、ちょっとした競技も開催された。
ロング・アッシュ。
要は葉巻の灰の長さを競う競技。
落杯する前に申告し、一番長い灰を拵えた人の勝ちというもの。

折れにくい、コシのシッカリとした灰を拵えるには、「早く喫う」のが良いらしい。
私もたまさかに葉巻をやるのだが、スッパカスッパカ喫う葉巻の煙は熱く、辛く、ちょっとした拷問なのではあるまいかと。

長い灰を拵えるには、極力まっすぐな灰にした方が良いということで、上を向いて喫うという、なんとも肩の凝りそうなスタイル...
床に仰向けに寝転がって喫っておられる方もいた。

見事優勝したのはY氏。
競技途中で状況を写真に収め、Twitterで呟いてしまうくらいの余裕(貫禄)の勝利!

もちろんオークションも!
オークションと言えば関東パイプオフのプリンス、もんぺ氏の軽快な進行で、20の出品物が全て落札。
超レアなアイテムもあって、会場は夏の暑さも負けてしまう程の熱気に包まれていた。

ちなみに私、狙っていたアイテムがあったけれど落とせず...無念。
なお、関東パイプオフもブースを構えさせていただき、御来場の方々にパイプタバコの試喫をいただいた。
特に縦缶の桃山(60年前のモノ)はご来場の方々の興味を集め、そしてその煙は皆様を幸せの世界に導いていったようだ。

こうして今年の大煙会も大盛況であった!
また来年も遊びに行きたいな~ (^ω^)
最後に、いつも楽しい大煙会を運営いただいているスタッフの皆様に御礼を申し上げます。
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