タグボートが、「WEBとは」について語る。 | 三茶農園/きむらさとる
新型コロナウイルスに関する情報について

三茶農園/きむらさとる

 気付きの共有。コミュニケーション、演出表現について、まちづくり。渋谷とか静岡。

僕らが活動する広告業界を川に例えると、これまでは急流でかっこよかった川が、いつの間にか川幅が広がって、もうすぐ海に出てしまうような状況なんです。 海には海なりの表現の仕方があるんだろうけど、今のやり方を急に変えるのは簡単なことじゃないと思います。
一般の人がマスメディアを通して知った企業やブランドをウェブでチェックしたとき、違和感を持たないようにすることは、ウェブの緊急課題じゃないでしょうか。
たとえば、雷が落ちて焼けたイノシシを食べたら、生で食べる肉もうまいけど、焼けた肉はもっとうまいことに気づく。腐りかけた肉も焼けば食べられるし、いいんじゃないかと思うわけですよ。火は新しいツール。一度使ったら、早々元には戻れない。どんなアナログ人間でも、すでにパソコンを使わず仕事をすることって、難しい。それが消費者のニーズなんです。
明治維新の後、鉄砲や大砲を扱う人の先生となったのは、武道家。剣客としてのモラルや統率する能力を戦術としてディレクションする必要があったらしいです。
いまだかつて、インターネットだけで何かブームが起きたことはありません。マスと連動しないと、国民全体には響きにくい。インターネットに精通している企業だって、テレビCMをじゃんじゃん打っているのがいい例だと思う。
クライアントは消費者を見ているからね。たとえば一番長くケータイが見られているとなれば「ケータイに広告を出そう」と考える。流されるのは当然のこと。クライアントは自分たちでメディアを選ぼうとは思っていませんから。クライアントは100 年前から、市場の動きに合わせているんです。
先達と歴史にこそ答えがあるっていうのを、ここ最近携わった案件でお世話になってる先輩たちから、いろいろ実感させられてる気がします。

朝日新聞広告局のコラム より。