2008年、印象に残ったウェブキャンペーンBest5 | 三茶農園/きむらさとる

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 気付きの共有。コミュニケーション、演出表現について、まちづくり。渋谷とか静岡。

コミュニケーションゼンブノセ さんとコミュニケーションのカタチが変わるということ 2nd さんからバトンをいただいた。「2008年、印象に残ったウェブキャンペーンはあるか?」との問い。正直バトンははじめてである。よそ様のキャンペーンに順位付けするなどおこがましいのであるが、2008年の括めくくりとして記させていただく。

先に総評的なことをいうと、「ブランドのパーセプションが思いっきり変わった」「キャンペーンから圧倒的なメッセージを受け取った」ものを選出してみようと思ったのが、キャンペーン事例をしらないのか、思いつかない。

なので選考基準は、純粋に印象に残っているもの。あえていえば細部にまでわたるクオリティの高さを感じた、かな。

第5位 ドアラの九州旅日記
三茶農園-ドアラの九州旅日記
JR東海が「九州行くなら、新幹線。」の一環として中日スポーツとタイアップした広告キャンペーン。グルメに温泉、名所めぐり。単に名所旧跡を紹介するのではなく、エンタメ化することで楽しくわかりやすく最後まで見ることができた。ドアラは、チャップリンに劣らない世紀の喜劇王なのではないか、という気にさえなってくる。総集編がこちら に。

第4位 カルピスソーダ 僕らの未来ははじけてる
三茶農園-カルピスソーダ 男子新体操
はじける演技を得意とするカルピスソーダ学園・男子新体操部 。部活、学園モノ。購買層であろう中高生の間で話題になりやすいように徹底してコミュニケーション設計しているのが秀逸。体操協会に協賛し「カルピスソーダカップ」を実現したところはもはや脱帽。

第3位 AXE WAKEUP-SERVICE INC.
三茶農園-AXE
12人の女性のうちの誰かから指定時刻に自分のケータイやPHSへモーニングコールがかかってくるサービス。ブーツの可愛いレディたちと、ドメインの http://www.0120-084-544.com/ が大変印象に残っている。鳴りっぱなしでもおきない目覚まし(電話)を、隣の彼女が代わりに出ていたら、と思うとゾッとする。笑

第2位 Perfume×森永乳業PINO×MTV
三茶農園-pino perfume MTV
「ミュージックビデオとしての世界観」×「商品CMとしての世界観」×「pinoを買って当たりが出るとオリジナル金色ピックをプレゼントというマストバイ」による施策の最大化に目からウロコ。個人的には、Perfumeがイイ! に尽きるのだがね。

第1位 HONDA ケートラ
三茶農園-HONDA ケートラ
消費者とブランドが関係性を維持するには、継続的なコミュニケーションが必要。つかず離れずそばにいて思い出してもらえる存在であること。コカコーラのような国民的ブランドが、それでもTVCFをやめない理由かと。ケートラは、そういった存在になりえるのではなかろうか?ネットを介したコミュニケーションの未来を垣間見た気がした。ケートラに触れていると、メアドをかき集めて情報を送り届けるコミュニケーション(いわゆるCRM)が、旧来のやり方に思えてきて仕方ない。

以上、ベスト5です。


もしよろしければ、あなたの印象に残っているキャンペーンを伺ってみたいです。バトンを受け取ってください。

インタラクリ さん
広告トゥナイト さん
できるかな?広告新書編 さん