サッカー審判TIPS(214) 3級研修会で凹む(1) | サッカー審判KenKenのブログ

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3級研修会で凹む(1)


8月9日に聖地国立競技場に立ったという話を書いた。
3級審判研修会に参加したわけなのだが、12分走のあと競技場内の会議室で筆記テストが行なわれた。
けっこう自信を持って臨んだのだが、結果はさんざんだった。
自信はもろくも崩れ去り、凹むとともに更なる精進を誓ったのであった。

誓ったのならもっと早くこのネタで書くべきだったのだが、ある事情があって今日まで書くわけにいかなかったのだ。
ある事情というのは、この研修会は8月24日にも都内の別会場で実施される予定であり、同じ問題を使用するので2回目に参加するチームメイトなどに情報漏洩するなよと釘を刺されていたからなのだ。
もう8月24日は過ぎたので情報解禁ということなので書くことにしたい。


全部の問題を思い出して書くわけにはいかないが、いくつか紹介していきたいと思う。

今回のテストではケアレスミスが多かった。
しかし間違えた問題の中には、自分が自信を持って書いた解答、それは出題者の意図する解答でもあったのだが、実は参加者からの指摘でそれは(出題者の)間違いだったということが判明したものがあったのだ。

問題はこうだ。

試合中に2人の味方選手同士が殴り合いを始めた。主審として取るべき処置と再開方法、再開位置を示せ。


実は私はかつて主審をやっていたときに同じ場面を経験している。
(以前、このブログにも書きましたが…http://blogs.yahoo.co.jp/kimurakei1/25436584.html)

私の書いた答えはこうだった。

試合を停止し、2人の選手に退場を宣告し、停止したときにボールがあったところから相手チームの間接フリーキックで再開。


そして答え合わせ。
講師が示した答えは、上記の私の答えと同じ。
「ヨシッ」と小さくガッツポーズ。

しかし、上記の私の過去ログを見ていただければわかるように、正解は
試合を停止し、2人の選手に退場を宣告し、反則があった場所から相手チームの間接FKで再開が正しい。

会場から質問が出て、ルールブックで確認したところ、出題者も解答のミスを認めた。
「この問題はいただき!」と思っていたのに私は×!

自分でブログに「皆さん間違えないように!」と書いておいてその自分がテストのときに間違えてしまった。凹む~。

参照する場所は新しいルールブックの119ページ。
味方競技者に対しての反則の場合は、反則が起きた場所からの間接フリーキックで、プレーは再開される。