サッカー審判TIPS(208)
五輪男子、判定は納得
昨日に続き五輪サッカー。本日は日本代表戦(対米国)をビデオ観戦。
警告が両チームに何枚か出された。
そのうちの一つ、本田(圭)に出されたものはスライディングで上げた足で相手選手の足を引っ掛けたもの。
スローで見ると、ボールにスライディングするのだったらそこまで足を上げなくてもよい高さまで上げている。したがってボールに触れられなかったら相手のプレー継続を断とうという意図が見られる。警告は妥当だ。
そしてこのプレー直後にボールがアメリカに渡ったため主審は両手を挙げてアドバンテージの仕草。
かなり遠くまでボールが移動し、いくつものプレーが行なわれてからアウトオブプレーになったため、反則箇所まで戻ってのFKにはしなかったが、警告の宣告が行なわれた。
後半終了間際、アメリカのGKがゴールキックを蹴るのに時間を掛けすぎるので警告が出された。
理由は「時間の浪費」だろう。
この警告の記録を書きこむのに主審が時間を使っていたので、「早く再開しろよ」と思って見ていた。
当然、その分はロスタイムに加えるのだろうな。
(でなかったら時間の浪費で警告する意味がない)
アメリカの選手が日本のカウンターに対して後ろから追いかけて手を掛けた反則。
これに対しても警告が出た。
勢いよく攻め上がっている相手をに手をかけて倒すのはチャンスを反則でつぶしたということで警告は妥当だろう。
一方、ペナルティエリア内については比較的鷹揚だったと思う。
日本選手が何度もエリア内で倒れるシーンがあったが笛が吹かれることはなかった。
豊田は、倒れ方が不自然だった。あまりに笛をほしがるような倒れ方は印象が良くない。
シミュレーションとして警告が出ないまでも笛を吹いてもらえるとは思えない。
逆に後半20分に長友がADUを倒した場面はヒヤリとした。長友が明らかに両手で押していたため、ファウルを取られても文句は言えそうにない。
これも倒れ方が大げさに映ったのか笛が鳴らなかった。
日本女子の試合を吹いた主審だったら間違いなくPKだっただろう。
さてさて、同組のオランダとナイジェリアが引き分けてしまったためこれで1勝1分けで切り抜けないと予選敗退となってしまう。
加油!日本足球隊!