サッカー審判TIPS(197) 握手セレモニー | サッカー審判KenKenのブログ

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握手セレモニー


最近、観客もいないのにピッチに入場したら両チームを横一線に並ばせてから主審の笛で一礼をさせるというセレモニーをよく行なう。(本部からそうするように指示されてのことだ)

このときどちらから握手に向かうか、という話。

まずそれを論ずる前に、双方のチームがちゃんとホーム・アウェーに分かれてベンチに座っているかが問題だ。
もちろんグランドを準備した側がホームチームだが、そうでない場合は対戦表に書かれている左側のチームがホーム扱いとなる。
ホームチームはピッチに向かって左側のベンチに座る。
アウェーは右側、A1の副審が目の前を走る側のベンチに座る。

そしてアウェー側からホームに対して握手に向かう。ホームへの敬意を表すということだろう。
主審はアウェーチームのキャプテンと握手したときに「コイントスやるから残って」と声をかける。入場前にそう言っておいてもよい。
次にホームチームが審判団と握手する。
残った両チームのキャプテンを前にコイントスを実施。

もちろん、この順番でなければならないということではないので、タッチラインに両チームが並んで入場を待つ間に両キャプテンと握手してからそこでコイントスをしてしまってもよい。
その場合、もし今並んでいるのと逆方向の陣地を選んでもピッチ外で並びなおすことはしない。

中に入って握手が終わってからそれぞれの陣地に散ればよいのだ。